Arts Calendar/Art's Report site/《FUKUI EIICHI no towazu-katari》A vain illusion
vol.43
特別展「進化する映像」(国立民族学博物館)
11/21(火)まで、国立民族学博物館で
開催中の特別展「進化する映像」。
アクセスの不便さ、何とかならないものか。
副題「影絵からマルチメディアへの民族学」が示す通り、
アニメーションの原点とも言える影絵、幻燈機などの
映像装置や映像見本が満載。
館内一杯に、古今東西の映像が織りなす幻想世界が広がる。
残念なのは、どうしても展示品という「モノ」に執着した
展観になっていること。
とらまえるべきは、「モノ」ではなく、その「モノ」を通じて
得られた映像を観て、当時の人々が何を想い何を感じたかということの筈。
映像装置は、その幻想世界の残滓に過ぎない。
つまりは、副題の後半部「〜の民族学」の視点が感じられないのだ。
時代や民族による、幻想世界の「腑分け」があってこそ、国立民族学
博物館で開催する意義が出てくる。
映像機器メーカーの産業博物館ではないのだから・・・。
「洞窟のイドラ」を問題にするのは、何も古代ギリシアの哲学者だけでは
ない。
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