Arts Calendar/Art's Report site/《FUKUI EIICHI no towazu-katari》ART and/or SONG
7月8日(土)夜にブックセラーAMUS(大阪・西天満)で行われたシモーヌ深雪レクチャー+ライブ「シモーヌ流現代美術のたしなみ方」。
レクチャーの部では、昨今の現代美術家が彼(彼女?)の音楽活動の歩みと重ね合わせながら俎上に載せられた。
個人的な親交のなれそめから丁寧に語られるので、少しもどかしい。
長い思い出話の最後にさりげなく付け加えられる短いコメントの方が断然面白かった。
そうした一種の羞恥もこの人の魅力なのだろう。
尤も、個人史を語るのに、舞台下手のメモに目を走らせながら、というのが残念であった。唄と同じで、内から湧いてくる感興に身を任せてこそ、「語り」も生きてくるはずだ。
「闇が好き」と公言するシモーヌ。AMUSの会場は明る過ぎた。照明もさることながら、現代美術を志向する観客の理知が会場の空気を明澄なものにするのである。
それに対してシャンソンは、人間の情念の世界。ドロドロと妖しく、透明度は低い・・・。
音楽と美術の肌合いの違いを図らずも実感出来た一夜であった。
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