Arts Calendar/Art's Report site/《FUKUI EIICHI no towazu-katari》American Perspectives


vol.99
「アメリカ 写真の世紀」展(美術館「えき」KYOTO)

世界で初めてインスタントカメラを発明したポラロイド社。
同社の珠玉のコレクション約150点が、美術館「えき」KYOTOで
3/14まで公開されている。日本初公開の由。

昨今はデジカメ狂騒曲に揺れる写真界であるが、インスタント写真をめぐる
一切は、1947年のエドウィン・ランド博士が作ったインスタント・フィルムに
始まったと言える。革命の震源地となった同社は、以来、アーチィストの支援活動を
積極的に展開し、作品を蓄積してきた。その数は2万3千点余。
もちろん、その中には、アンディ・ウォーホルやアンセル・アダムスなど、現代アメリカの
代表選手の作品も含まれている。
奇しくも、兵庫県立近代美術館では「アメリカン・ドリームの世紀展」を開催中
(3/25まで)。
20世紀を概括する時、「アメリカの世紀」とまとめると、どうも据わりが良いらしい。

ポスターには、女性の鋭い目が印象的な「MYSELF」が使われている。
結局、「自分」に帰り着くところが、いかにもアメリカ的である。
精神分析学があれほどもてはやされるというのも、頷ける。
写真ではなく、アメリカ人の心性を観に行くのも、本展の楽しみ方の
一つだ。


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