Arts Calendar/Art's Report site/《FUKUI EIICHI no towazu-katari》An infinite series

vol.25

「ユトリロとヴァラドン展」(大丸ミュージアム・梅田)

10/9(月)まで開催中の「ユトリロとヴァラドン展」(大丸ミュージアム・梅田)。

日本人のユトリロ好きは大したもので、従来も幾度となく展覧会が開催されてきた。

そこで、新機軸として打ち出されたのが、ユトリロの母子展。
ユトリロのお馴染みのパリの風景画に母シュザンヌ・ヴァラドンの作品も
併せての展観となった。

その美貌ゆえ、パリのカフェで芸術家たちに崇拝されたヴァラドンが、
父親も分からないままユトリロを産んだのが18歳。
以後、奔放な生き方そのままの大胆な筆致で、自らも作品を創造した。

一方、内向的で繊細な息子ユトリロは、アルコール中毒に悩まされながらも

独自の世界を構築し、画家としての地歩を固めていった。

パリに明滅した母子の連星、その不即不離の関係が合計70余点の作品群によって
いま明らかにされる。
岡本かの子・太郎母子と対照させると、さらに興趣が増すであろう。
フロイトにこの展覧会を見せたら、何と言うであろうか。

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