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vol.67
「倉本美津留の教会かるら」(カトリック住之江教会)

「笑う犬の冒険」「チャンネル北野」(フジテレビ系)、
「たけしの万物創世記」(テレビ朝日系)、
「松本紳助」「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)など
各局の人気番組の構成作家として飛ぶ鳥を落とす勢いの倉本美津留。
その彼が、12/16(土)に地元の大阪・住之江でトーク&ライブイベント
”かるら”を開いた。
会場の教会は、売れっ子の構成作家を一目見ようという若者でごった返した。
十字架の上のキリスト殿も目を丸くしただろう。

やがてご本人が登場。そのまま客席にまぎれても分からないラフな格好。
会場から拍手が起こらないままにスタートした。少し嫌なムード。
教会という場の雰囲気がそうさせるのか、会場の空気はカタイ。
寄席でいう「客席が暖まらない」状態。
倉本は構わず話しかけたのだが、その凝りをほぐすのに随分苦労していた。
「楽しみに来てるんだから、もっとリラックスして」「深呼吸と背伸びをしよう」と
会場を煽りに煽って、ようやくトークの合間に笑い声が洩れ始めた。
日本語へのこだわり、身近な芸能人たちの生態など、時代の寵児のスタンスが
赤裸々に語られた。

時として挟まれる自作の歌。独学のギター演奏は決して流麗とは言えないが、
若い頃からの「音楽好き」を窺わせてあまりある熱唱で拍手を浴びていた。

今回のイベントを通じて、「書く」ことと「語る」ことの懸隔を誰よりも
痛感したのは、倉本本人の筈。
講演や講座を通じて、人前で語ることの怖さと面白さを思い知らされている
私としては「あなたも、ついに・・・」という想いで、客席で身を固くした。
教会なので、椅子まで固い。



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