Arts Calendar/Art's Report site/《FUKUI EIICHI no towazu-katari》Egyptian Civilization Exhibition

vol.92
「エジプト文明展」(国立国際美術館)

「ついこの間、何処かでアンデス文明展を観たなあ」と
想いながら覗いたのが、エジプト文明展(於:国立国際美術館)(4/8まで)。

宿願叶って「早稲田大学助教授」の「助」がとれた吉村作治氏の
嬉しそうな写真が微笑ましい。
テレビCMでみそ汁を啜っていたのは、もう何年前だろう?

紀元前3000年前、母なるナイル河のほとりに華開いた
古代エジプト文明。
ピラミッドや神殿と並んで、エジプト文明の精華と言われる
黄金マスク、彩色木棺、腕輪など75点(意外に少ない)が
展観されている。

目をひくのは、プスセンネス一世の黄金マスク。
金色の輝きは些かもあせておらず、王の威厳と
豪奢な生活を彷彿とさせる。
さぞかし、ズッシリと重いのだろうと思いきや、マスクの
厚さは、なんと0.6ミリだとか。仏壇の金箔並みか。
金の延伸性を最大限に活かした様だが、拍子抜けした。
古代エジプトだもの、「マスクが重過ぎて、運搬途中、
人足数人が下敷きになって圧死した」くらいの逸話が
欲しかったなあ。

つい数年前まで、「反歴史主義」「後を振り返るな」という
思潮だったのに、新世紀が始まるやいなや、エジプト展の開催。
それどころか、本展以外に「メソポタミア文明展」「インダス文明展」
「中国文明展」が全国を巡回中(但し、関西は「エジプト文明展」のみ)。
この変わり身の早さがある限り、日本は安泰?


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