Arts Calendar/Art's Report site/《FUKUI EIICHI no towazu-katari》Photos free of lens

vol.13

「カメラを使わない写真展」(ギャラリーナダール)

ギャラリーナダールで8月13日(日)まで開催中の「カメラを使わない写真展」。

「写真はカメラを使って撮ると誰が決めたの?」と素朴に真っ直ぐに問う作品が並ぶ。

モノクロの世界に浮かぶのは、変幻自在のオブジェたち。

ミロが水墨画を嗜んだら、きっとこんな仕上がりになるのかも知れない。

アングルという窮屈な枠から解き放たれた一連の作品を
果たして「写真」と呼ぶべきか。
「写真」は「真を写す」と書くが、
かくも無邪気で伸びやかな白黒の乱舞を見せつけられると、
写しているのが真か否かなど、
全くどうでも良い様に思えてくる。

「大きな物語」や「社会的なメッセージ性」への志向を
再び強めつつある現代アートシーンに放たれた強烈な矢。
墓の下のナダールも目を白黒させているに違いない。


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無断転載禁止 掲載:アーク編集室