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vol.86
「エリオット・アーウィット写真展」(美術館「えき」KYOTO)

(和洋混淆の表記にどうも違和感が残る)美術館「えき」KYOTOでは
2/14まで、「エリオット・アーウィット写真展」を開催。

ロシア人を両親に持ちパリで生まれた彼は早くにアメリカに移住、
ロバート・キャパに才能を見出され、25歳の若さで伝説的な写真家集団
「マグナム」に参加した。
以来、50年以上のキャリアの中で生み出された100点が展観されている。

どの写真にも、人の息遣いがあり、体温がある。愛、優しさ、いたわり、
希望、夢・・・。
別離や怒りの表現もなくはないが、どこか中和され、人の心の襞に
しっとりとくるまれている。

社会批評の視点に欠けると言う人が居る。もちろん、そうだろう。
人生、綺麗事ばかりじゃない。おっしゃる通り。
しかし、スヌーピーに血染めのナイフを持たせたり、
寅さんに公金横領の事務次官を糾弾させたりする愚は避けたい。
副題にもある通り、我々はただエリオット・アーウィットが導くまま、
「幸福の横顔」を見つめていれば良い。
ただし、しばしの間だけだ。


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