Arts Calendar/Art's Report site/《FUKUI EIICHI no towazu-katari》mice and men

vol.7

映画「スチュアート・リトル」

孤児院の心優しきネズミ、スチュアートがリトル家に養子に貰われ、
リトル夫妻や一人息子ジョージとの間に、
愛と信頼を育んでゆく感動の物語。
荒唐無稽なストーリーに「そんな馬鹿な」と目くじらをたてるのは野暮な話。
先進国の少子化問題に対する強烈な当てこすりと看れば、なかなか楽しめる。

柳田国男の指摘を俟つまでもなく、
異類結婚譚は多くの国で民話・説話の重要なモチーフであるが、
異類養子譚は新鮮。
しかも提唱者がハリウッドなのだから、
世の中何が起こるか分からない。

脚色を担当したのは、「シックス・センス」の監督M・ナイト・シャマラン。
陰惨な同作の澱(おり)を払拭するかの様に、
本作を何処までも明るく暖かく仕上げている。
スチュアートが亡霊でなくて、本当に良かった。

新世紀の地球を構想するにあたって、
「民族、人種、性別、国境の垣根を越えて・・・」とはよく耳にするセリフだが、
そこに「種族」を追加せねばならない日も近い!?


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