Arts Calendar/Art's Report site/《FUKUI EIICHI no towazu-katari》take by surprise
vol.88
「ル・コルビュジェ版画展」(アート・遊)
北沢ビルの地下1階から1階に引っ越して入り易くなった
アート・遊では「ル・コルビュジェ版画展」を開催中(2/28まで)。
タイトルを聞いて「えっ? コルビュジェの版画?」と驚いてあげる
嗜みが無いと、主催者は浮かばれない。
1887年スイスに生まれた彼は、1917年からパリに定住、
1920年頃から一時代を画する建築活動を展開した。
まだ一般に馴染みの薄かった鉄筋コンクリートを駆使して
キュービズムを建築の貌で顕現させ、世人の度肝を抜いた。
「家は住むための機械」というテーゼはあまりにも有名。
容認するにせよ拒絶するにせよ、建築を志す者は
何れにしても一度は、彼の思想や作品と対峙せねばならない。
本展では、機能主義者というレッテルの蔭で見逃されがちな
彼の人間臭さや温もりを感じさせる約50点が展観される。
詩画集「直角の詩」、銅版画集「ユニテ」など、「そもそも
コルビュジェの建築は・・・」と蘊蓄を傾ける前に見ておきたい
作品が並ぶ。
作風は、少し意地悪に言うと、ピカソやミロの作品を
フランス仕立てにして、
オーラを3割減じたというところか。
掛け目はともかくとして、資料的価値も大。
「福井栄一の問わず語り」の扉へ
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