Arts Calendar/Art's Report site/《KOGURE Journal》DANCE CIRCUS 100

332.
3/24(日)
DANCE BOXスペシャル「大感謝祭〜春の祭典〜」トリイホール


DANCE BOXスペシャル「大感謝祭〜春の祭典〜」DANCE CIRCUS 100連発!。入場料金/1回券 2000円*Round指定、通し券3000円。

ダンスサーカスは登竜門的な入り口としてダンスボックスの原点の1つ。そのダンスサーカススタイルで、フル公演できる人たちまでが一挙36組も出演。なんという贅沢。13:10〜20:40という長丁場にずっと立ち(座り)会えた、しあわせ。大谷燠さんが最後に挨拶。冬樹さんや鳥居学さんへの感謝も。

Round-1=13:10〜14:10(初めの携帯電話などの注意もプラカードで面白く)
千日前青空ダンス倶楽部・・5人がそのあと客席になる台の上で座ってもぞもぞ。今日は端から見ているので横顔が面白い。横顔は自分ではコントロールできないものなのだろうかあと思う、正面とは違って。

花沙・・寝てひとり。茶色い服で、ゆっくり。
BISCO・・白い二人が来る。YMCA。短くさわやか。
藤堂悠貴子・・対照的な静まり。手が体の中に埋もれた形から。つくしが顔をもたげていく。

吾妻琳・・素顔のあずまさんの踊り。前後の行き帰り。ちょい長め。
DANCE UNIT TORSO(栗棟一恵子)・・リサライオンみたい。中性的な水色。息の音のみ。
山下残・・マラカスを振りまわして叫ぶ。つき山いくよとのデュオがよく合っていてびっくり。阪急電車に乗っているみなさんに行ってらっしゃい。アウトサイダーアーティスト「まひるのほし」に出ていたしげちゃんを思う。

Round-2=14:30〜15:42(携帯注意はサ・バレエの3人。愛知県文化情報センターの唐津さんが気にしていた)。
ポポル・ヴフ・・2人がサックスで踊る。ぎこぎこ、スカスカ。特毛洋子がアイスを食べながら終わりを告げに来る。

セレノグラフィカ・・ポポルと対照的に熱いデュオ。このダンスは長丁場でも眠くならない。客席ではストリート系ぽい男性がきりりとした姿勢になって見ていた。
福森慶之介・・優しいピアノの音の中からやってくる。降りしきる雨の中で福森さんが静かに座っている。劇団態変からは彼入れて3名も出場。すごく嬉しい。

田村博子・・くるくるくる。彼女の出番が終わって客席にいた田村さんは、井上朋子のダンスを観ながら思い切り泣いていた。
KEN MAI・・ズボンずらしてT-backの男性。椅子と格闘する。危ない感じ。海外での実績がある人みたい。

クルスタシア・・濱谷ははさみをぱちぱち。呆然とした感じ。髪を切る。かなり重く暗いクルスタシア。椙本が精神分析医みたいなコートで濱谷を連れて行く。そして今度は逆。明るい赤、ミニスカート、嬉しいダンスとシリアスなシーン(二人の隔たり、でも無視しないぐらいの)が、二人の関係をさまざまに感じさせてくれる。

Round-3=15:55〜17:20。
室町瞳・・綺麗だなあ。上品な音楽だあ。素直なマイムダンスだあ。
小泉ゆうすけ・・彼が出ているからここに来たという面もある。足と手の遠近法。手の先の震え。水色スーツのぎらぎら。大きく早いテクノ音楽。一本足。地下の暗部を彼と一緒に覗くことになるダンス。

藤條虫丸・・尺八の男性が独特の感じ。草履に鈴。
根来裕子・・昭和30年代の女学校の先生のような人。椅子と踊る。下を向いていまを避け、昔へ辿りゆく。懐かしさ。子どもをあやす妄想の世界。

村上和司・・赤い村上くん。寝ながら水上スケートダンスをしている部分が面白かった。
竹ち代毬也・・芸達者が続く。水戸黄門。リュック変なおにいちゃん。笑い声多し。
竹之内淳志・・もうすぐ、海外が中心になる。トリイホールの壁に触っておきたかったと無理やりに客席の中に割り込む。小宮広子が音づくり。

エメスズキ・・久しぶりにエメさんを見たらとても違っていて、自分の本音をとても出した声のパフォーマンスが素敵だった。特に唾を吐くような音を彼女だからこうしていやらしくなく作品に出来る。あっち(彼岸)へと行ってしまうのにも、きっと品性とか美醜の違いはあるだろうなと思わせる。

Round-4=17:36〜18:58(このあたりは、かなりくたびれてくるが、私と同じく通しで見る人も多い。1階で八木さんらがまかない。客席にお結びが振る舞われる)
塚本晃司・・黒くてすっとした兄ちゃん。長い手が素早く動くとき反応する。ラストでかい声。
千波・・白くふくよかなおんなのおどり。

若本佳子・・春の踊りそのものの朗らかさ。何にもなくなってもまた春は来る来る。髪をくくって踊っていこう。
イシダトウショウ・・おわってからのスーツ姿と対照的。腕太い。ゆっくりゆっくり。

宍戸智子・・中島みゆきに似ている。きなりでゆったり。うずくまる。
栗太郎・・田舎の日本の酔っぱらったピエロの笑い。外国人がとても喜んでいた。
Ca Ballet・・なんと4人目は北村成美だった。黒いマント。どっこいどっこい、お相撲さんのまわしパンパン。

Round-5=19:12〜20:40。ラストはやっぱりすごい密度と速度。急旋回で終わる舞のように。携帯注意のサングラスな二人は誰だったのだろう?
デカルコ・マリィ・・ダンスサーカスの一番始めは彼だった。素明かりで踊る強さ、割り切り。怪しい笛のおっさん。

松本芽紅見・・すっきりとした、踊り。好感を客席内にもたらす。短い。
井上朋子・・彼女のソロを始めて見た。足指が組み合わさったまま。特徴的な彼女独自の下がり。床ですべってすべって。身体機能とダンスとがいかに無関係かを教えてくれる。
呆然リセット・・二人はおかしい。音の素振り。

今貂子・・やっぱりトリイホールの真骨頂は舞踏のいまである。
清水啓司・・床にとんとんとん。トリイホールの呼吸を聴く。あきらめずにとんとんとん。しずかにとんとん。すっと伸びてためらってまた半分ひっこめる。ばたんばたん、今度は身体で聴いている。
由良部正美・・白いワイシャツに黒いズボン。頭の血管がよく見える。シンプルに身体をホールに響かせていく。

岩下徹・・さすがの客席交歓。まるでテルミンみたい:触らないのに、客との間に電気が起きて踊りという音が発振する。赤い薔薇一輪。これは栗太郎のものだろう。客席の人一人ひとりと目を合わしココロを動かせていく。違う身体同士が一体感にはならないで個別にしかも共鳴の網が織られていく。


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