Arts Calendar/Art's Report site/《KOGURE Journal》View Masters-1
そういえば、今日から河瀬直美監督の『沙羅双樹』がスタートするのだ。小室直子さんは忙しさのピークだろうな。ぼくは26日(木曜日)、念願の(有)川上葬祭さんのヒアリング(桃谷)を終えたあと、フェスティバルゲート(フェスゲ)の映画館で見ようと思っている(実際は間に合わなかった)。
映画鑑賞のあとに、終わってしまっていないことを願いつつ、同じフェスゲ3階で行われているアートNPOのネットワークを作る実行委員会の会議に遅れて行くつもり。立木祥一郎さんらのharappaなど北から南までが参加するということ、どんどん繋がりそうだ。
i-bookを持って帰っている。火曜日の授業用のパワーポイントを完成させなくちゃ。だから、行きますとファックスしていた第1回Sprinkle Theater参加、ヨーロッパ企画「囲むフォーメーション」は見られなかった。神戸アートビレッジセンターの福島史子さん、ごめんなさい。
お陰で、第10回目のアーツマネジメント講義の準備は終了。前回、冠婚葬祭へと行くと予告したがそうはならなかった。限界芸術マネジメントとしての冠婚葬祭論〜ライフステージプロデュースと季節交替の儀式、他界との死者生者交換セレモニーとしての結婚=葬送、メモリアルモニュメントとしての墓・・・〜をまとめるには面白すぎて(でも整理できまいまま)頭がバクハツ気味で、時間がかかりそうだ。
それよりも、限界芸術(「自遊芸術」というのはどうだろう)、先端芸術(これもたとえば「創発芸術」)、伝統芸術、市場芸術と説明してきたので、合わせて応用芸術と芸術療法を補足し、この6つの芸術態様を一つの図にした。ワークショップとファシリテーション、アウトリーチとアウトサイダーアーツをこの図式に関連づけながら理解できるといいのではないかと思いつつ。
夕方になって大阪港へ行く。USJの宿舎から外国人のカップルが出てくる。久しぶりの築港赤レンガ倉庫だ。昨日相談に来た大阪府文化課の人たちが、ここを完全に遊休施設と思っていて、大阪市アーツアポリア事業のことをまるで知らなかった(大阪市芸術文化アクションプランはコピーで読んだらしいが)ことを思い出す。
何でお膝元の情報なのに・・。どうして互いに情報をチェックし合わないのだろう、だから二重行政なのだ。それに良い意味でのライバル心も政策磨きも切磋琢磨もないみたいにしか思われないじゃないか!。そして他人の情報はみないくせに「情報発信」とかだけは好きで(これは単なる例で大阪府が特別ひどいということではないから悪しからず)・・。
驚いたことの一つは、アーツアポリアのライブラリーが管理棟からレンガ倉庫に移ったこと。上田のぞ美さんによると、クリーンブラザーズが全部作ったのという。本棚があるコーナーは靴を脱ぐようになっている。そして、ごろごろちゃぶ台みたいのを囲んで出来る座布団スペースもあった。ドラム缶の上部に板が敷かれていて一人用の読書台になっていたり。これからインターネットも出来るようにと。電話線も伸びた。
驚きその2は、もらったチラシのなかにボランティアスタッフ募集のお知らせがあって(学生へ事務連絡:コンサートスタッフも勉強出来るよ!希望者は06-6599-0170上田さんまで、かなり先端的な音芸術だけどすごい音楽環境づくりを学べる)、申込先が、すでに「NPO法人大阪アーツアポリア」ってなっていたこと。またここにもアーツNPO法人が生まれていた。
驚きその3は、倉庫の前の桐の葉っぱがすごく大きくなって、その影が巨大に揺れ、高松次郎のように実在していること。コンクリを突き破って根を張る桐がここにあるということ自体がそもそもすごい。大阪の中でこれほど薄暗さを体験できる場は少ないだろう。明かりがぽつりぽつり。勿論蛍光灯ではない赤みがかった明かりである。
今日のメインは、音の採集だけれど、脇役の視覚ももちろん活性化されていく。
そうそう、今日のタイトルを書かなくちゃ。『ヴューマスターズ/現音採集観察学会』、「音」は何かを写しだす鏡(=viewer)〜音を「録る」「採る」「撮る」〜。司会をしていたのはHAC0さんで、アンケートの行き先も彼女のトライバルマーケットになっている。
神戸のジーベックホールで展開されてきたサウンドアート活動の基盤(土壌づくり)の代替として、レンガ倉庫が十分に機能し出したのかどうか。ぼくとしては、フェスゲのbridgeと合わせてそうなって欲しいと思っているわけなんだが。
この企画(プロジェクト)は、6/8(日)にはすでにトークという催しがあっていて、今日はコンサート&パフォーマンスであり、7/6(日)には音採集のワークショップがある(Haco、上田假奈代、ニシジマアツシ、そして今日も演奏したYuko Nexus6:進行は小島剛)。企画の関連展示もあって、いままでの現音採集の記録が休み時に聴けるようになっている。
その展示物のなかには面白いヘッドフォーン作品たちもあって、中西さんがお奨めは貝殻が両耳に当たるアーティストの作品。そんなに面白くないだろうと思っていたら、うまく耳に当てるように調整すると、周りの音は、お風呂の中のような(≒水族館の水槽に潜ったような)ちょっと非現実的な響きに変換される。
隣にあった拡大するスパイ用のヘッドフォーン(これはこれでアメリカチックでなかなかにフェイク)のようにうるさくもなく、これで事務仕事をするとみんなハッピーになるかも知れない。
【コンサート内容はこぐれ日記454で書きます(お楽しみに)】。
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