Arts Calendar/Art's Report site/《KOGURE Journal》Tachibana women&wish-for artists file vol.3~5
早いのだが、ぼくは、来年度のタフ5(関西女性と希望のアーティストファイルvol.5)のことを考えている。タフ4のサイトも完成し(http://www.tachibana-u.ac.jp/%7Etwaf/)、平野愛さんがサイトとともにデザインしたチラシも8月はじめには印刷される(文字チェックなど学生をうまく使ってもらっている)。
これをどうやって次年度に繋げるか、学生たちは入れ替わるが、タフ(関西のこれからのアーティストとアーツマネージャーなどを見出し活躍の場を提供し、とりわけ女性の力の発揮出来る環境を形成する、大学〜付属組織としての京都橘女子大学文化政策研究センター〜としての社会活動)は続けていくことで単年度では出来ないものを形にしていかなくちゃと思う。
昨年度のタフ3から地元に素材を見つけているが、これは継続し発展させていく。まずタフ3では、大学内にカフェを作って定点的に交流を開始した。生活アーツとして、農や食、竹や紙の工芸的術を考えた。もちろん、ダンスや音楽はキャンパス内に木霊した(これを山科一円に広げるのがこれからの目標の一つである)。ワークショップで行う参加者の工芸などはすべて限界芸術であり、もう一つのテーマは生活人がアーツ心を発揮できる場づくりであることもまた確かだ。
今年度のタフ4では、点から線へ。山科というエリア内を移動する軌跡、その道程をアーツとして考えてみようとしている。ここではダンスはもちろんだが、音楽をフューチャーし学生たちとともに楽器づくりやチンドン音楽練習という形で自分たちも音楽を地域の交流の道具として活用するおもしろさを体感することのなっている。
これは、主催者の願いではあるが、来月、9/20の竹湯というお風呂屋さんでの音楽ライブ、そして、再来月、10/17の山科ハイツに木霊するだろうチンドン音楽と無国籍なブラスバンドの響き岩屋神社での後夜祭的なライブは、きっと新しい山科における非日常の行事=出来事として特記されるだろうと思う。
それが結果的に、音楽が起きた原点の一つ、限界芸術の典型である地域の祭り(無名だからこそコミュニティメンバーに密着できる交通の場)に集約することになっていく。山科音頭や安朱音頭はぜひ練習しておこう。地域伝承芸能の採取もまだ残っているし。
さて、来年度あるかも知れぬ、タフ5について。いまのコーディネーターの小鹿さんからも参加型の詩集をもらったし、ジャンル的には、広い意味での演劇と言葉アーツ、「言の葉」というか「事の端」(無名の出来事の記憶の断片)みたいなものを巡って、何か出来ないかと模索している。今年の移動する軌跡がやがて面になればいいなと思う。そして、世代を渡ることで時間も生み出して。
生活カフェ的なもの(ここで地域の生きた「言の葉」を採集する)も移動する音楽(音楽はポエムにもドラマにも必要だ)もとりこみつつ、新たに、「言の葉」(変換すると「異の派」、「古都の波」、「琴の羽」、「殊の破」・・にもなるな)を多面的に編集し構成演出してみたい。とくに、山科という地域の物語や記憶、いま住んでいる人たちの想いを綴ることに歓びを感じる女性の演出家、エディター(広い意味の詩人〜ことばアーティスト〜)を募集したいなと思います。
仮題は、山科オペラ・イン・パローラ(山科を語る磁場づくり)。オペラ・イン・ムジーカ(音楽の作品)がもともとの「歌劇=オペラ」の意味(イタリア語のoperaとは、活動力、仕事、事業とか著作物、作品とか言う意味だが、それがベルディみたいな音楽ステージをさす単語にもなった)。だから地域オペラ(ご当地ミュージカル)というものをぐーっと生き生きとしたものにし、自由な様式にしてしまうための意図的ネーミングです。だから、これは多分本当に仮称。
とりあえず、サンプル的に至極ありきたりなテーマ案、作業案を一つ書き留めておこう:【山科のこども「ことのはオペラ“綴れ織り地域誌”」】。
昔子どもだった人からの「言の葉」を聴き、収集する。カフェや移動屋台(老人ホーム前で開くとか)のほか、朝市や歌声喫茶を実施することが考えられる。また、盆踊り、地蔵盆、フリマ、地区運動会などの機会を利用して。20歳代(1985〜94)、30歳代、40歳代、50歳代、60歳代、70歳代、80歳代以上、各男女とすると、最低14名のヒアリングになる。
質問は、例えば、こどもだった私の○○○:たとえば、(1)楽しみ(遊び、冒険)、(2)歓び(衣食、行事)、(3)勤め(手伝い、仕事、学校)、(4)苦しみ(悩み、嫌だったこと)、(5)願い(めざしていたもの、希望の種)・・
そして、いまのこどもの○○な想いを同様に収集。1〜12歳ぐらいまで。
やはり、○○としては、楽しみ、歓び、勤め(ペットのお世話とか)、嫌なこと、未来の夢など。でも、最後の発表のさいには、いろいろ混じり合い工夫されていくだろうけれど。
これらは、まずいま関係がありつつある岩屋保育園とか近くの大宅小学校などに協力を依頼する。もちろん、ヒアリングした人の言葉の参加だけではなく、たとえば、昔の写真の展示(インターネットのブログを使うのも可能だと、こぐれ日乗を作って思った。http://kogure.exblog.jp/参照)とか、いまのこどもたちの絵日記づくりなどもしたい。
紙芝居にするという手もあると思うし、幻燈づくり、影絵とか、人形劇なども面白そう。ダンスなども、語ってもらっている間の仕草であるとか、昔の遊びの再現をもとにつくる振付はありだし、単純に思い出の品物の展示だってきっと嬉しいものだ。山科青少年活動センターのロビーも使えるし。
そして短いもので良いし、はじめはリーディング劇でいいので、お芝居を作りたい。出演もヒアリングした人が登場することもあるし、そうでない人によるものでももちろんいい。登場するのは、写真だけ、音声だけにして。たとえば、無声映画活弁みたいに、写真をパラパラ映写する写真活弁(チンドン音楽つき)などはどうかしら・・・
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