こぐれ日録 KOGURE Diary 2003.8
8/8(金)
舞台芸術・芸能見本市が大阪府国際会議場であり、JAM Westが出展しているので、朝から出かける。黒の作務衣を着るとなかなかにはまる。應典院の秋田さんがスーツだから逆転してしまった。
ダンスのショーケースとかいろいろ楽しむ。そういえば久しぶりに高知県文化振興財団の藤田さんに会った。河村さんが退職したらしい。大変だなあ。でも彼女はよくやったよな。
学会加入の主目的はほとんど効果がなかった。本田真弓さんが入ったぐらいだ。少なくとも学会活動を知らせるための掲示やチラシはちゃんと作るべきだったなあと反省。まあ、ぼくはぶらぶらしているだけで何となく夏休み仮装行列で楽しかったが。
そうそう、セレノグラフィカの二人がワークショップの報告をしていた。隅地さんは実にきちんとトークできる人だなあと感心。10/12は踊ってくれるということ。小鹿さんへ直に連絡して欲しいと言っておく。びわ湖ホールのダンスピクニックで見た新作を今回もやっていたが、モチーフは同じながらいろいろと組み替えたりしていた。秋に発表されるということだが、まだまだ進化するのだろう。
颱風が来ている。昔、雨戸を閉めてその上から板を打ち付けているオヤジの手伝いをしていて、颱風が来るのはみんな大変そうだけれど、学校も休みになるし、何が起こるか分からないどきどき感が実はとても好きだったことを思い出す。第2室戸颱風のときは床上浸水して、野田小学校に避難したこともあった。畳を筏代わりにして載せてもらったし、いろいろなものが流れているのを見るのも楽しかった。
8/9(土)
颱風は朝近くを通って行ってしまった。今年は夏がほとんどなく初秋になだれ込む感じがする。
昨日、作務衣を着て調子に乗っていたら喉が腫れてしまった。素足だったのがよくなかったのかも知れないし、見本市会場の冷房が強い(座ってショーケースを見ているとかなり寒い)のも悪かったのだろう。
ということで、今日は、作務衣なしで大阪国際会議場へ向かう。電車でフランス帰りの中西美穂さんに会い、淀屋橋前のホテルバス待ちのときにニットキャップシアターのごまのはえさんらに会う。アーツメッセというのは、じつは、目的のないのどかな休暇、無駄話のなかから生まれる貴重な出会いの場みたいなものだ。
それでも、JAM Westとして結局3名ほど学会員への申込があったそうで、ブース出展料の半分以上をカバーできたことになるし、とてもよかった。笑えるのは財団法人地域創造の牧野常務理事がぼくのそばを通ってもぼくに気がつかないことだ。それ以外の地域創造の職員(たぶんどこかの研修生だろう)なんてもちろん何も知らないし、地域創造のマークの意味もデザイナー(熊倉さんに紹介してもらった近藤一弥さん)も何も知らない。ただただ宝くじという庶民の税金をふんだんに使った雑誌やらCD-ROMをただ配るばかりだ。メセ協ブースは昨日荻原さんが途中までいたりしたが、熊倉さんはすぐ帰ったようだ。セミナーに出席してぜんぜんブースに来ない人が多くて、もっと色々な人に出会いたかったなと思う。
(会いたいと言ってきた)黒テントの足立昌弥さんに今日会うのが一つの目的だった。10/11の公演(「金玉むすめ」)は何とか一心寺まで行こうと思う。12日はアウトプット本番なので行けないが。昨日学会に入ってくれた大阪市中央青年センターの本田真弓さんからも来年度の事業の相談がある。アーツプログラム相談ブースを作ったらよかったかも知れない。
Ca Balletの安那瑞穂さんが学会に入ろうかと昨日言っていたが、日曜日午前中はレッスンしているらしくて、どうもペンディングのままのようだ。四季にいた彼女は京都に戻っていて、制作を手伝ってくれる人を募集しているという。うちの学生もきっとCa Balletのように学校へと届けられるバレエ(分かりやすい内容の新しい振付〜ご存じのように、この前はシンデレラをシゲヤンが振り付けた)プロデュースにはきっと関わりやすいので、アーツマネジメント志望の人はぜひ安那さんまで連絡してくださいね(075-371-4199、miz93@apricot.ocn.ne.jp)。
アンサンブルゾネの岡さんから万願寺唐辛子のお礼を言われて、律儀な人だなあと思う。彼女の踊りは内面から動き変わっていくからなかなかにその動きを伝えるのは難しい。この前岡さんの振付で出た加藤文子さんもいた。気がつくと昨日直島から帰ってきた2回生の上田さんが浴衣でチラシを配っている。そういえば昨日は3回生の川上さんがいた。
ポポル・ヴフの徳毛洋子さんが、葦田幸代さんに制作をしてもらうようになったと言いに来た(葦田さんには、人生いき詰まったら学会に入るといいよと言っておく)。たまたまポポル・ヴフの立ち上げ公演(島之内教会)を1996年に観ているから、10/25、大学祭(インターゼミナール)終了後パーティは抜けて、東山青少年活動センターまで行かなくちゃなるまい(ポポル・ヴフダンス公演『まどろみ展望台』19:00〜)。
中西さんも築港レンガ倉庫から駆けつけてくれたので、ぼくの方はお役目ごめんで薬師寺へ。まだ暑さもほどほどなので、大講堂のなかのコンサートもしのぎやすい。それでも扉は開けたままだった。これは残念なことで薬師寺の偉いお坊さんが言っていたように、蝉の声や自動車の騒音を遮断してこの大講堂の音の響き具合を聴きたかったなあとは思う。
大講堂落慶記念奉納 奈良・薬師寺から願いを込めて『なら国際音楽アカデミー講師スペシャル・コンサート』。17時25分開場。境内には朱塗りの平屋建物がぜいたくに配置されている。朱色が少しくすんでいるように見える。新しいものでもけばけばしいと言われたくないからそうしているのではないかなあと思ったりする。
(詳細はアーツ・カレンダー「こぐれ日記465」をみてね)
8/10(日)
今日びわ湖ホールに向かいながら、どうも微熱があるようだと思った(11、12日は家で休養。近くの医院で見てもらうと、解熱剤とうがい薬をもらうだけでそんなに大げさにしなくてもよいということ。熱が出るというのはほとんどない体質なので自分としては大病のような感じがする。で、この日録もこれから1週間ぐらいはお盆休みモードにしますね)。
でも、不思議なことに珍しいキノコ舞踊団『FLOWER PICKING』のときは、ふわふわ熱があっても大ホールの控室(控室が多いと言ってもここの定員には限度があるからチケットが完売して買えなかった人が多かったのだ)から出るときに、廊下できちんとぼくは踊っていた(ラストの彼女たちの挨拶的ダンスでその振付をみるとずいぶんとぼくが踊っていた動き〜特に「お控えなさって」〜とは違ったかわいいものだったが)。
舞台上に座って見ているときも普通に客席にいるときもぜんぜん喉の痛さなんて忘れるぐらいだった。反対に、その前のパパ・タラフマラ『Bird on Board』では、喉の痛さと咳と痰で身体がどんどん悪くなるのを感じていた。はじめのアーツジャグジングは短かったので助かった(フランソワ・シャ『風の卵』)。珍しいキノコ舞踊団については、昨日観た大学院院生の照屋さんから興奮のメールが来ていたが、それは肯ける。
伊藤千枝さんのシゲヤンばりの水着でのカラオケは度肝を抜き、7名のバレエ基礎の踊りはひたすら楽しく美しかった。単純にいいというのはどうしてこんなにいいのだろう。熱があっても喉が痛くて何も飲め込めなくてもかってにからだが動いてしまう。声を出すのもしんどかったのに、また会う日までを口ずさんでいる。ふらふらしながら、帰り「死の踊り」あるいは「天国への踊り」についてぼんやり考えていた。
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