こぐれ日録 KOGURE Diary 2004.4



337.4/2〜4/4

4/2(金)

大学の体育館。いよいよ入学式。文化政策学部148名、無事揃う。これで、4学年全部に学生がいることになる。そうそう大学院も29名(前期が25名、後期が4名)入って、こちらもマスターはすべて揃ったわけだ(ぼくは知らない人の方が多いぐらいだが)。

吹奏楽団がいい演奏をしてくれるし、その伴奏で大学の歌を歌うこともできる。やっとメロディが頭に入っているので、まあ歌えるようになった。ホントに合唱は気持ちがいい。儀式はほとんどの人が好きではないと思うしぼくも特に若いときはそうだったが、まあ、これも面白いシアターではある。それだけ、歳をとったんだが、結局。

ついでにあがってみた体育館の3階はすでにフローリングの床もでき、劇場化していた。本格的な異次元空間になっている。「まっ黒の劇場」だ。能楽部のある学生は狭くなったみたいに思うと言っていたが。かなり黒く塗られ遮光の狙いは果たせている。あとはどれだけ照明を吊れるかだ。

午後からクラス別の懇談会。二人のオリター(ひとりは去年の基礎ゼミの岩崎さん〜今年はいろいろ企画するのだ〜と張り切っている)のもと、23名が自己紹介。いい感じだ。23名のうちぼくのゼミは14名。アッパーの数。昨日研究室に来た3名のうち2名がぼくのゼミだった。

春休み、ドイツのさきは、ずっとイタリアにいたという。ボローニャ、フィレンッツェ、ローマ。フィレンッツェが特にすごかったらしい、深夜バスは2時間遅れだったり、途中で乗りかえさせられたりしたらしいが・・。頑固そうなおばあさんがやっている小さな店で服を買ったり(カタコトのイタリア会話が役立ったそうで)、楽しんでいる。

4/3(土)

大学に行かなければいけない日。ちまたでは、桜観光のピーク日だった。
なんで人気があるのか不思議すぎる京都は至るところ観光客。
芳江がはなのいる茶山まで車で届け物をしたのだが、往復で5時間かかったと行っていた。排気ガスを呼吸しながら、それでも鴨川沿いの桜の様子を見て自分を慰めていたという。

西陣へと今出川から乗ったバスも満員だった。帰り祇園、東山へと向かうバスは、交通渋滞で、どちらもなかなか動かなかった。それでも大学での儀礼的な挨拶とか説明会とかの世界から抜け出しアーツ・コンペティションが行われる「芸術のある場」へと向かうときに、ああ、ここにぼくの本当の居場所があると思い、自然と心が緩む。町屋の玄関近くに伝統的な雛人形がかざってあり、それが覗けるようになっていた。入口に履き物が多数あり。旧暦の雛祭りをしているのかな。それとも、3/3にお雛様を出して4/3にお雛様をしまうというようなけじめのお祝いなのかな。

午前中、河原先生はお休みなので、ずっと新入生クラスの受講登録のアドバイスに費やす。気易く動いてくれるオリターの岩崎さんらがいるからとても助かるが、これをクリアしておかないと新入生キャンプの出し物の話など落ちついてできないから。

午後の大学院生たちへの挨拶では、自分はおべんちゃら言うのもしんどいので、短くホントのことを言っておく、「うちの大学には、アーツ自体に興味のある方々はとても少ないので、もし万一ご興味がある方がこの中にいらっしゃったとしたら研究室までお越しください」・・。

夕方から小雨。明日は雨だから、花の命は短い。今日は暖かい方だが、それでも、西陣ファクトリーGardenは、日が暮れだすと、少しずつ足の下から寒さがじわじわやってくる。だから、差し入れ残りの日本酒や焼酎を飲んで体の中から暖めて、出演者たちと会話する。大阪市(都市協会)の乾正一さんがとうとう移動したこととか、うちの大学にできた「真っ黒小劇場」のことなど、いつものように、とりとめもなく。

今日は、バスが混んでいるから10分遅れです、とアナウンスあり。それにしてもぎっしりのお客さん。アーツ・コンペティションin 京都vol.4西陣ファクトリーGardenは、笑いも多く、バラエティに富み、意外性も随所にあったとても素敵な、17:10〜18:30だった。

始まりを待つ間、ハイディさんにスイスの言葉について教えてもらった。彼女の故郷はドイツ・スイス語圏で、ドイツ語のなかの優しい方言がベースに言葉なのだという。さきがいるフライブルクもその優しきドイツ語方言だから、きっとハイディさんとさきは同じ訛で話せるだろうと彼女。京都精華大学で英語を教えているということなので、はなのこともよろしくと伝えておく。

はじめは、インスタレーション。照明家の高村由香理「ひかりのヒ」。写真を撮りだしたのは、1年前。日常の光を観る一環だという・・・(つづきはアーツ・カレンダー「こぐれ日記523」をみてね)

西陣のアーツコンペ、次回は、7月18日(日)、17時から。出演者募集中です。個人的には、チンドンやブラスなどの音楽の人とか紙芝居する人とかが来て欲しいな。もちろんダンスも演劇も美術も工芸も落語もコントも大歓迎ですが。

4/4(日)

雨。寒い。今日も西陣に行こうかと思っていたが、少しのんびりすることに。アーツ休止の日。19時に、NHKの村上ディレクターからファックス。明日の放送のシナリオのようなものが届く。結構、美術展示の紹介が多くなるようだ(日曜美術館的にならないようにしようと言っていたのになあ)。それに、これからの予定をできればアーツアポリア以外にも出したかったのだが、無理のようで残念。

残念といえば、はなの掲示板に書き込みがあって、アザーサイドが5月末でその15年間の歴史を終えるということ。


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