こぐれ日録 KOGURE Diary 2004.12
12/6(月)
いかん。丹野賢一のミーティングのあとの飲み会でかわいいマフラーを忘れてしまった。
月曜日から酔っ払って頭痛が繰り返されるし。
大学では卒業研究指導。もう締め切りが近づいているのでみんな真剣だ。
けっこう、みんながんばっているし面白い。
アートコンプレックス1928でのさきら(栗東市)でのMETAL上演をドキュメントしたビデオはあきさせないものだったし、行けばよかったなあと思わせる。何とか実現すべきものだと思う。子どもの声が特に興味深かった。
ブルーハーツのライブビデオが流れるゼミの時間、川上さんが遅れてきた学生へ、無意識に素敵で不気味な言葉を言っていた。ゼミは「始まっていないし、終わってもいない」のと。そう、何も始まっていないのだ。もちろん、終わってもいない。誰が始まりというのか。そして、誰が終わりというのか。
大阪市中央青年センターの本田さんから、セミナー受講者へメッセージを書くように頼まれて以下の文章を送る。
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年末、ばたばたしている小暮宣雄です。この前、ダンスと音楽のワークショップに出かけたおり、セミナーを受講している人から声をかけてもらいました。それはアウトサイダーアートの現場で、セミナーの内容とも関係しているからだといっていただきました。
こうして、アーツ現場に受講者の方が、それも小さなお子様連れでいて、とても嬉しく思いました。最近「アーツマネジメントを専攻しているという学生が頭でっかちで現場を知らないし自分から動くことにも臆病だ」というような悲しい発言をよく耳にしていて、これは何とかしなければと思っています。学生は、ただ有名人の話を聴いてそれで満足してしまうことも多いようです。
きっと、このセミナーを受けている方は、座学も実践も双方を磨こうと考えられていると思います。お忙しいでしょうが、このセミナーのプログラムにぜひ最後まで携わっていくことをお奨めします。
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12/7(火)
大阪成蹊大学に行っただけで、のんびりした1日。
アートシアターdBに「Full Space〜多チャンネルスピーカーにより音と身体の饗宴」を見に行く予定だったが、】体調そのほかを優先した。残念です、福岡まな実をみれなかったことは(かつふじたまこによるプロジェクトの始まりなので、今度は聞きにいこうと思います)。
帰り、なんと『YAWARA!』全29巻が1000円で売っていたので思わずゲット。でも重くて、高島屋の地下でビニール袋が切れて、店員さんに「だいじょうぶですか?」と寄ってきてもらう。嬉しいけれど、飛び出したマンガの山がちょっと恥ずかしかった。しかし、浦沢直樹はいいなあ。この本(伊東富士子のアンドゥトロワ大内掛け&内股)でバレエと武道の関係についてのねたが出来る。まあ、バレエはいろいろあるだろうけれどね。
はなが帰ってくるというので、お寿司を買っていたのに、藤田一さんとの練習がいそがしいということで、帰らず。18日のライブセッション(唄とダンス)、京龍館は行けないのだが、行きたくなってきて困ってしまう。
12/8(水)
来年度の専門演習(3回生)の第1次希望者が発表される。こぐれゼミは、定員の10名ぴたり。教務委員の金武さんが喜んでいる。10名のゼミが、4ゼミも出たのだ。たしかに最高の結果になった。というのは、11名以上だと10名に選考しなくちゃいけないし、9名以下だと、第2希望以下の人たちがやってきて、また調整しなくちゃいけないからだ。
ところで、10名という厳格なくくりではなく、たとえば、来年の話だが、8〜12名という幅をもたした定員管理(もちろん、事前に学生へその趣旨を伝えておく)も検討したらどうかな。
「2004年度 地域文化行政論最終テストの予想」というのをつくって、金曜日には配ろうと思い、印刷しておく。こんなに優しく問題を教えるのはどうかなあと思われるかも知れないが、これぐらいしても、十分に差がつくから面白いものだし、こうすると、勉強する学生はちゃんと勉強してくるのである。
夜は互助会の忘年会。大学にほとんど出てきていない学生が、生き生きとアルバイトしていた。彼女はブライダル関係に行きたいのだ。
12/9(木)
2回生2名のブログが出来たので、わたしも大学用のブログ(学生たちの交流リンクサイト)を作っておく。http://kogurearts.exblog.jp/(アーツな京都橘大へ)。それにしても、来年度の2回生用ゼミにおける人気が悪くて(9名、10名)、うーん、いろいろ考えてしまう(この数字で出来るのならいいのだが、第2、第3希望などで入ってくる学生を入れて25名になるから、こわいのだ〜まあ、アウトリーチする可能性が大きいと楽天的に考えるべきなのだろうが、この数年の経験によるとまず敗北濃厚だから多くを期待せずにいるほうが無難である)。それでも、どこか落ち度があったのかも知れない。11/29(月)のこぐれ日録にアップされたレジメ(文化のまちづくりと文化政策事例研究がその2回生基礎ゼミに読み替えるレジメ)を見て、もしお気づきの点があれば、教えて欲しいものである。どこが彼女たちを遠ざけるのだろうか。
敗北といえば、夜に京都府の演劇大賞の発表があり、キタモトマサヤさんが、敗北宣言みたいな挨拶を事前にしたら、遊劇体が他の2つ(まれびとの会、ニットキャップッシアター)とともに選ばれていた。彼のぷあーとした感じも含めてとてもおかしかった。
この演劇大賞のネーミングも決まったが「新・KYOTO演劇大賞」とかというもので、「新」とつくものは、新進党を見ても分かるように、みんなすぐにつぶれたり古くなるものだから(「新幹線」は例外だろうが、新劇に新国劇、新世界に新開地などなど新がつく言葉を思い出せば分かる)、わたしだったらよすのになあと松田さんに話した。京都演劇括弧仮賞にでもすればよかったのにね。わたしは、冒険にみちた振幅度合いに未知なる探索心をくすぐらせてもらえる遊劇体には投票した(2点)が、あとの2つは違っていた。完成度の高いまれびとの会作品は、入れてもいいかなあと思ったが、きっと多くの票が入るだろうし、あの作品はちょっと昔の作品なので、自分が特に推すまでもないだろうと思った。ニットキャップシアターのあの作品ははじめの30分は面白かったがそのあとはいかにも芸のないシークエンスだったので、これは意外だった。が、もちろんごまのはえさん自体を評価するのならば、わたしも投票しただろうと思う。
つまり、自分としては、これからの才能を買っている田辺剛個人(3点)と素敵な制作を含めたトータルな力を評価して(少しうら寂しい舞台もまた見せて欲しいという思いもこめて)売込隊ビーム(1点)に入れたのであるが、まあ、いろいろな意見があったのだろうなと思う。参考までに専門委員(6名で6点以内配分)と府民公募委員(公募ということだったが、周知期間のせいもあり府民文化芸術会館に親しい人たちが中心になったそうだという。12名で3点以内配分)の得点合計結果とかは知りたいところだ。
残念なのは、この日には、コメント18名分が配られるとばかり思っていたら(個人の配点は公表されなくてもいいが)、匿名でしかもその劇団(個人)にこっそり、該当部分のみ渡すことになっていた。公表を前提として同じ字数にして300字以内で書いていたのに、残念だった。議論もしなかったので、少なくともコメントは出さないと(専門審査委員は個人名も出すコメントにすべきだろう)、審査される方がたに失礼ではないかなあ。だって、審査する方もきちんと評価(審査)されていくべきだろうから。そういえば、まえに、京都府立アルティでそういえば後味の悪い投票をしたことを思い出した。審査されるほうも審査するほうもむずかしいものである。
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