こぐれ日録 KOGURE Diary 2004.7
7/30(金)
11時14分に八幡市駅に到着した電車に、フライブルクから帰ってきたさきの姿あり。暑くてタンクトップ。何だかドイツ娘みたい。ドイツなどヨーロッパは冷夏だったからかなりの温度差。ぶじ帰ってきて、よかった。鏡を見ると、ぼく自身の顔が穏やかになったことが分かる(8/1のはなのライブが終わればもっと楽になりそうだ)。
芳江の車にスーツケースを積んで、ぼくはそのまま、舞台芸術・芸能見本市2004大阪へ。淀屋橋駅からリーガロイヤルホテルのバスでゆく。ポポル・ブフの葦田さんと一緒。大阪国際会議場到着。見本市は13時開場。シマジロウが出ることもあって小さい子ども多し。うちの3回生も5名ほどいて、ちんどん通信社のブースにいたり、ダンスのショーケースを見ている。
宮崎県都城市(ぼくが一番はじめに仕事をした宮崎県庁。ここで都城北諸県郡新広域市町村圏計画を策定したためミヤコンジョウはとても懐かしい場所である。が、美術館ももち、またホールとは大変なことだなあとも思う)がホールを造るので文化振興財団(仮称)のスタッフ募集をしていた。うちの大学院生あたりは、対象になるかも知れない。
コンテンポラリーダンスのショーケース。NPO法人ダンスボックス主催。7組。はっぴいすまいる、村上和司、ポポル・ヴフ、セレノグラフィカ、グラジオ、エメスズキ、吾妻琳、カ・バレエ。村上君が客席の女性をうまく引っ張り出して、なかなかの味。
パーティには出ず、森小路の大阪市立芸術創造館へ。
とても痛い演劇作品に触れる。
作/演出の田中孝弥さんがドイツに留学するので(そういえば、さきがミュンヘンで演劇も観たといっていたし、見本市のDIVEブースで逢った劇作家さんもベルリンが熱いと言っていたっけ)、清流劇場はしばし(1年間)お休み。
ということで、この清流劇場公演『わが町』をお休み前に見られたのはよかった。清流劇場の田中さんらは、社会に向き合う貴重な逸材なので、またヨーロッパから帰ってもまたどんどん日本の膿、矛盾、世界の問題を抉った作品を作って欲しいと思う。照明に岩村原太。
(詳細はアーツ・カレンダー「こぐれ日記579」をみてね)
7/31(土)
タフ4では1回生も参加して岩屋太鼓の練習が開始されているなあと思いながら、京都府の会議。次世代の文化創造へ。千宗室委員が珍しく参加して積極的に発言していた。どうしてもチョリ君のお父さんという感じに見てしまう。委員の父親が元気故、自分は中間管理職(だから着物ではなくいつも背広なのかも知れない)でしんどいと言っていたのがおかしい。
なかなかに鷲田清一委員長(大阪大学副学長)自ら書く中間報告書案は趣がある。今日の未明に出来た案もまたこれから修正するということ。もちろん、各委員の発言を考慮するので、少し微温的になるが、それでもお役所系の文章としては秀逸ではないかと思いながら陪席する。中間報告は9月議会に報告される。秋からの地域文化行政論では恰好の教材になるなあ。
あわてて、近江八幡のNO-MA近くの第3区自治会館へ。台風の影響で雨が強くなったりして、夜のライブが心配だなあと思いつつ。すでに宍戸さんと中西さんによるこどものワークショップが始まっていた。子どもが18名参加、あとお母さんやボランティアの学生たち。ぱっとみ、30名ほどが楽しくのびのびやっていた。
自分の身体のパーツを使って、針金を巻いて形を残す。見えない自分の抜け殻。私の形。これってNO-MAのオープニング展「私あるいは私」と通じているのですねと中西さんに言うと、当たり前じゃないのと言われる。自治会長さんのお孫さんはじめ、町内会の子どもたちが大勢参加して、じつにアットホームでしかも真剣なワーク。
「くそがき」(餓鬼)というTシャツを来た男の子がワークの前に暴れていたからどうなるかなと見ていたら、彼が一番最後まで丁寧に毛糸を丁寧に針金に巻き付けていた、色の取り合わせに細心の注意を払って。しかも作品名が「ロマンチック」。
蝋燭が綺麗にみんなの作品に灯る。NO-MAへ持っていきたかったし、18時からの月と蛙ライブもNO-MAの中庭でしたかったが、すべてここ畳の自治会館で開催することになる。
それでも事業団のメンバーたちが手際よく照明をつけ、赤い毛氈を敷き、いい感じでステージづくりをしてくれ、月と蛙の清水さんも岡部さんもはじめにビールを飲み、たこやき(これを作った2人のエピソードも満載なのだが、ここでは省略)をつまみながら、マイクなしで熱演してもらった。
残念だったのは、NO-MAの中庭で出来なかったことのほか、小さいながら地区の祭とかぶったり、巨人阪神戦やサッカーの試合があったことだが、やむをえない。町内会交流もあって、少し離れた町内会からメンバーたちが来たり、何だかすごくいい感じ。
昼の子どもたちも途中から来るし、障碍者の人たちも来てくれて、彼女の手拍子がとりわけ元気。MCをしようとする清水さんがどんどん歌うはめになるぐらい。客席の人たちが笑顔になっていくさまは、華乃家さんたちと共通のステージング(小さなミニチンドン太鼓も実際使う)だなあと感心する。セカンドアルバム『豪華絢爛』を手に入れる。
《KOGURE
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