こぐれ日録 KOGURE Diary 2004.3



330.3/8〜3/11

3/8(月)

大学の木が掘り出されている。
来年の新しい整備のための移動。
はなの鍵盤ハーモニカとさきのリコーダーを研究室で吹いてみる。
昨日、八幡文化会館前のフリマで買った鳴るおもちゃも鳴らしてみる。楽器を手に入れようとしないで、おもちゃを探すつもりになると集まりそうだ。

「チンドン」って、自分で作るのだと、今貂子さんらの公演の時に鳴っていた「カボチャ商会」(東京のチンドン屋さんだった)のHPに書いてあった。これは、使える!鉦や太鼓は東京なら浅草に売っているという。

早く帰って、ぼんやりテレビ。タスマニアの赤い海の下にいる深海魚を観た。
大学で、新年度の授業スケジュールを組み立てる。アートマネジメント論については、掲示板にアップしておく。ここを観たアーティストたちが宣伝したい!と思ってくれるといいな。http://8506.teacup.com/kogure/bbs

3/9(火)

午前中大学。今朝東京に行ったはずのはなは無事富士山を見ただろうか。録音は始まっただろうか。
古い歌の本を持ち込んで、研究室でずっと鍵盤ハーモニカを吹いていた。
「花の街」や「花のまわりで」などなど。

13時から京都芸術センターで、大阪ガス『CEL』の取材。カメラマン同行。
写真が本格的でびっくり。RAM(立命館大)の古川さんらも協力してくれる。ぼくは取材とだけ聴いていたが、ちょうど花嵐さんが稽古していたので、被写体になってもらうようにぼくが仲介したりする。

そんなことをしていると、最後にスタッフにおこられた。
事前に申し込まないとだめだという。まあ、そうだね。横浜レンガ倉庫とかは申し込んだというんだから・・。
でも、事後的に対処することで無事解決した模様。どうもぼくはここの関係者だと編集者が思っている節があって、前からそうではないと言っていたのだが・・・まあ、そんなこともよくあるか。

ジュンク堂で昔の抒情曲と鍵盤ハーモニカに関する楽譜を買って、早く帰ることにする(大阪の実家に顔を出そうと思ったがやめてしまった)。ここの4階にはずっと律儀にも『アーツマネジメントみち』が1冊、置いてある。そのコーナーにいた女性がぼくの本を手に取らないかなあと数分見ていたが、だめだった。

帰ると芳江がリビングの模様替えをしていた。暖かくなって元気が沸いてきたという。さきは玄米を食べていると電話があり元気で何より。ドイツにも玄米があるらしい。NHKのクローズアップ現代の取材や撮影は順調だということ。大阪市文化行政の先進性とそれ故の苦悩が記者さんはよく理解してくれているのでほっとする。

その記者のぼくへの質問は、総務省に地域総合整備債における文化施設の額(割合)を聞いても教えてくれなかったので、教えてくれと言うもの。『地域文化・情報化戦略』に充当分の2〜3割と書いていたことを思い出して知らせる。当時もそういう分類がなく(なかなかに仕分けする暇もなく)、おおざっぱに書いていたが、きっと総務省はかわりないのだろう。もし、そういう研究調査をしている人があったら教えて欲しいものだ。

今日は、あんまり早く帰ってしまったこともあり、ヒロスさんに無理やり買わされた本格ルーを使ってのチキンカレーが夕食となる。ヒロスさんは葉っぱとか入ったままだが、うちではうまくそれらをのぞいてもらう。食後CAP HOUSEと同じく、しばらくは口の中がはーはーしているが、そのうちすーっとそのはーはーが爽やかに消えるのが、ヒロスさんルーの特徴だ。消えたときに、その非在をうまいと思う。

20時から小津百科をBS2で観る。小津映画も「非在」を意識化するキネマかも知れないと気づく。これも授業で使いたいなと思ってビデオに録る。

3/10(水)

校務の日。学術振興課の谷川さんに「花の街」を鍵盤ハーモニカで聞かせる。なかなか「美しき天然」を暗譜できず、いやになる(中川敬さんは、ニ短調で歌っていた。いまある楽譜はハ短調、はなとかってになぞったときはイ短調でした)。

何だか疲れた教授会のあと、実家に電話する。気になることが多いが、はなやさきのことを話して、希望を託してもらおうと思っている自分がある。

夜は、織田さんのフィールドである清水焼団地へ。タフ4(予算はかなり削られたらしい)と関係づけるために。とっかかりがむずかしいのは、ぼくがイベントのプロって思われていることとか、ダンスが映っていると、すぐにむずかしいダンスですねって反応されることで、時間がかかりそう。

それに、ここは生産と流通の専門団地だから、「まちづくり」が通常想定する暮らしのコミュニティではなく(集まっているのは男性ばかり)、だから生活とアーツの関係はかなり遠く、そのためもあって、話しをするときに工夫が必要になる。陶磁器も結局リビングと関係し、どう暮らしの中で使うかだから、もっと余裕を持ってもらうといいなと思いつつ帰る。でも、小鹿さんを連れて実施組の若手と話しをすると展開が見られるかも知れない。

家に帰ると青年団からの手紙が届いてあった。公演案内かと思いきや、なんと「劇場葬のご案内」。4/7。もちろん、アゴラ劇場にて。

「アゴラ劇場の創始者、初代オーナーであった父平田穂生儀、かねてより病気療養中のところ・・」とのこと。親族のみの密葬は、代々幡斎場にて、永眠(1/14)の2日後にすませてあり、また、ご夫婦は、南極にて1998年1月に二人だけの「生前葬」もすませたということ。オリザさんの両親だけのことはあるなあ。それに、お名前も穂生→オリザとつながっているのだ。

3/11(木)

暖かくなりすぎて、体調が少しおかしい。朝も遅く出て、早く庄内に行こうと思っていたのに、出遅れて、小津安二郎『浮草物語』(1934年、86分)を見て早く寝る。

行く予定だったのは、次の若々しい現代音楽のコンサートだった。まあ、慎重に体調管理をしていた方が無難だろうが、残念である、さいきん音楽に気持ちがシフトしているからよけいに。
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●next mushroom promotion大阪公演
3月11日(木)18:00〜/大阪音楽大学内ミレニアムホール/\無料
【演】next mushroom promotion:奥田律(fl)、辺見康孝(vn)、森本ゆり(pf)、他【曲】北爪道夫/遠い歌II、篠原眞/PASSAGE B forwood wind quartet、中川俊郎/Consciousness Field I,for 6players、飛田泰三/Vestige、福井とも子/crescendi al niente、森田泰之進/From the Frozen Land、横島浩/二局、他
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東京のはなに芳江が電話すると、昨夜午後10時ぐらいまでかかって無事録音は済んだ模様。関島岳郎さんとの相性もかなりよかったようで、いいものが出来たようなことを言っていたそうだ。はなが、そんなことをあえて口に出すのは珍しい。楽しみになってくる。


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