こぐれ日録 KOGURE Diary 2004.5-6
5/31(月)
天満橋から歩いていると驟雨。ずぶぬれに。NHK大阪でシャツにアイロンしてもらう。出演者ってちょっといいなあ(タクシーで来てくださいと言われていたが)。
いまどき一番Arts。2回目。少し落ちつく。マイクをはたくこともなく、ラストの不安材料、一番指も自然に挙げられた。
でも、後半身体が横揺れしていたし、下を向き紙を見るところでいつもクローズアップ。お奨め紹介ははじめてで改良の余地多し。態変公演と万博展、早口になり聞き取りにくい単語がでてしまった(ジャスト10分だったが、押していたので巻きが入っていたのだ)。
アウトリーチがテーマになって、それにぐーっと絞られてしまったので少し当日に誤解を解消する必要あり。京都芸術センターを取り上げたのだから、アーツセンターがテーマだったらよかったのだが、そのためには30分番組〜しかも教養テレビ〜ぐらいが必要だから、仕方がない。報道番組としてはこれでも堅いしむずかしいかも。
出かける前にショッキングな連絡。知人の自死について。ぼくだって8年前は危なかったからまったく他人事ではない。これからも同じく。それにしても防止するためにまったくぼくは何も出来なかったのかどうか。入口だけでなく、複数の出口、複線が必要とここで言っても遅いことで・・・
親父が17時から自分で起きてテレビに向かって座っていたとお袋。前回よりは落ちついてみられたとのこと。芳江はそうもいかなかったという感想。でもあっという間に終わったたと。少しは前進か。
6/1(火)
空虚なる一日。
大学に届いていた多くの書類を開封する。
そうそう、昨日、はなからCDジャケットの写真が送られていた。木のそばに、はなとギターがいる光景、off noteらしい。地球がすべて枯れ果てたあとに、煌々と恒星が太陽と違う光を照りつけだしたような風景だ。
何も起きない日。何も生み出さず、何も生かせなかった日。早く帰ってただ空しくなるだけの野球観戦(13日に高校生に向かって、大学時代にテレビのない生活をしたらとても豊かになるという話をしようと思っているのだが、自分はどうだと自戒する)。帰り際、もっと小鹿さんからの電話、丁寧に応答すればよかった。
6/2(水)
朝起きてトイレに行き、一つの対策手段があることに気づく。タフ4のことがなかなかにうまくスケジューリングできず、チンドン隊が本当に結成できるかも不安だったし、ずっといらいらしていたが、少し光が見えてきた気持ち。
芳江と話をして、彼女も日曜日に自死した人を昔知っていることが判明。事件があると過去に遡ってあれこれと思い出し、悄然とする。アーツがなかったら確実にぼくもそうなっていたなあと改めて思う。
学生部委員会が終わってから、来年度から看護学部の教員になる方から、疲れた顔をしていますねと言われる。それでいろいろ自死の元同僚のことなどをしゃべる。看護の専門家からそういわれると気をつけちゃとよけいに思う。
それでも、13名のアーツ日記を読んだ後、帰りにビールを買ってしまう。ロング缶が終わった頃京阪三条に着くので、そこでまたチューハイ。このパタンを明日からはやめねばとまた70kgをオーバーした体重計を見て寝る前思ったのだったが。
アイーダを見たいと書く学生。美女と野獣に10500円払う学生。東京ディズニーランドに何度も行く学生。文化産業が、携帯ビジネスが、その甘い罠をどんどんしかけている。容易く感化される学生、イベント大好き、お祭り大好きで、ほいほいと集客される学生。「トロイ」といういま流行っているらしい映画の話題・・・でも慣れてきた。1回生がつける日記の平均的なレベルは着実に向上している。
6/3(木)
昨日、熱海市の巻上オフィスから口琴(金属製が2つと、むっくり3つ)が届いていた。チャンドラーはとてもいい。スタンダードはぽつぽつ。紐を引っぱる様式のむっくり(弾くのは実に楽しく出来るのだが)ははじめまったく響かせられず。ようようと鳴り出す。でもすごく小声の力を感じる。それにしても引っぱる指、それを支える左手に力が入ってぐったりする。唇が切れてしまった。
今日の立命館大での授業は、学生数も少なかったこともあったが、いまいち乗らず、終わりの方では私語もあって、珍しくすかすかした感じになってしまった。反省。パワーポイントは便利だが、肉声で伝わらないことが多いので、強調するところをもっと事前に考えておかなくちゃ。
芦原橋の太鼓正へ。専門家に相談してから買おうと思っていたが、予算に合わせて選ぶとほとんど大きさは絞られるし、ここのスタッフはずいぶんとチンドン太鼓を作りたいからということで相談に乗っているらしいので、ここに決める。あとは、まず大学の教務課で予算の確認をしてもらって、物品発注書を出すという手順。10万円で2セット発注出来ることになる(アコーディオンは個人研究費を使おう)。
それをもとに、製造してもらうものがあり(これは玩具太鼓なのだが、締め太鼓は高いのでこれにするアマチュアが多い)、15日には引き取りに行くことに。鉦二つ、平太鼓ではなく、仙方(懺法)太鼓が二つ(鉦もこれも大きさを大小に分ける)、そして締太鼓一つと玩具太鼓(赤義士巴を書いてもらうことにした)一つ、そして桴(ばち)と鹿木(しもく、鉦を叩くばちで鹿の角からできている)。
夜は、大阪市中央青年センターで「アーツを通した青年の自立と社会参加に関する記録と検証の試み」の報告書が出来たのでその報告会。ビデオも完成。とてもささやかなワークショップのように見えるが、それをこれほど密着して観察し記録したものは少ないのではないだろうか。本田真弓さんならではのきめの細かい作業である。
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