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こぐれ日録 KOGURE Diary 2007.4
こぐれ日録532 2007年 4/9〜4/15
4/9(月)
13時から、新3回生のゼミ。19名のうち、一人欠席で、18名。
クラスの自治委員とか決めるのは来週ということで、卒業研究の要約を配って、2年間のスケジュールを伝え、半年のスケジュール説明に入る。京都文化ベンチャーコンペティションが意外に関心があったようだ。16日予定の山田知事の記者会見以降に、内容を説明することになるね。
めくるめく紙芝居プロジェクトの本番(21,22)は、22日を1回生ゼミの授業にはしたが、3回生ゼミは授業にはしなかった。自発的に来てくれるとうれしいのだが・・・・
面白くて、とても学ぶことの多い体験になるはずなので。
自己紹介は少し時間が足りなくなった。来週もしよう。サブゼミについて、いろいろ考えてくれるといいのだが(どうも、せっかちに説明しすぎただろうか?みんな、これは希望的な言葉遣いになってしまうが、きっと、うまくいくだろう、1週間考えてもらうまで、気長に待っていれば)。
4回生ゼミのあと(教室が、今年は移動するのだった。B103からB105)、会議。1回生でアーツマネジメントに興味のある学生にチラシを渡す。
TAM研は、水曜日の昼休み、こぐれ研究室にて行うことになる。
一番、心配で考えなくてはいけないのは、2回生である。木曜日の2限目の授業が大切だ。
そうそう、5/10(木)の自分探しの旅につき山さんたちが、話してくれる(ボランティアスタッフの募集などのために)ことになった。こういう動きがもっともっとあるととてもうれしいが、つき山さんが、20分説明したあと、どう展開するのですか、授業は?と聞かれて絶句。うーん、どうするのか、きっと、その場にならないと分からないとはいえず、たぶん、紙芝居について話すでしょうととりあえず返信する。授業はいつも即興に近いからなあ。
4/10(火)
昨夜、4チャンネルでやっていた映画を途中まで見て、あとは録画しておく。
かってに、最後まで行って巻き戻す音で目が覚める。ありゃ、まだ4時になっていない。
いつものように、眠れず、あれこれ、ぼんやり。でも、これも慣れっこになるとまあいいもの。
今日は、近大へ5講時に行けばいいので、それまで、続きを見て、TAM研ブログを少し手を加えたり、JNDNにダンスのビデオを注文したり、まあ、授業の準備といえばそうだ。
映画は、塩田明彦監督の『この胸いっぱいの愛を』(2005年、130分)。この題名だと絶対に見ないのだが、監督が『どこまでもいこう』『月光の囁き』『害虫』の人なので、もちろん、見る。ファンタジー的な娯楽映画なのだが(まあほろりとするように仕組まれている)、画面はやっぱりすっきりしていて、朝食を食べながらけっこう楽しく見る。撮影したホールは北九州市の八幡東区にある響ホールだろうか(内装が以前行ったときの感じと違うようにも思えるなあ)。
東京にいるときに小劇団を教えてもらったりした知り合いの子どもさんが確かエキストラで『どこまでもいこう』に出ているということもあって(制作が松田広子さんら)、この映画が一番見入ったし、印象深い。自分は何気ないものがすきなのだが、黒沢清も好きだし、立教ヌーヴェルバーグ派とも言われた人たちは邦画のなかで安心してみさせていただけるようにも思う。塩田監督がエリック・ロメール張りで撮ったという初期の映像もまた見てみたいな。
近畿大学文芸学部「アートマネジメント論」のはじまり。
4講時がアッセンブリアワーになったということで、5講時になってしまった。
夜が大阪ならいいけれど、京都だとライブへ向かうのが難しくなってしまったなあ。
そのかわり、午前中はいろいろ準備できたりはするか。
25名ほど。昨年よりは多いが、やはり演技系の3回生は取れないので、4回生が数名。
来週にならないと登録が決まらないから、なかなか人数は読めないが、3回生以上だからこれひらいだろう。
チラシを使った授業をしたりして、少し早く終わる。プラズマみかんの中嶋さんが、今度の公演のチラシを配ってPRしてくれる。いい連動だ。
4/11(水)
昨日、近大の授業でも日本アートマネジメント学会関西部会のことを案内したのだが、4/15の午前中(10時から12時)にその部会例会が應典院で行われる。
そして、同じ場所にて、13時半から、「大阪でアーツカウンシルをつくる会」発足のつどい&公開講座がある。とても大切な会議なのだが、こちらはどうしても出られない(さきらに大阪のお袋を案内して孫のライブを見せるため)。ぜひ、みなさん、参加してください。そして、いずれ、その様子などを教えてほしいもの。
1回生ゼミ。18名全員出席。
4年間のスケジュール、1年間のスケジュール、そして、半年の日程を話す。
4/22のめくるめく紙芝居、山科東御坊に現地集合というのが、難関のようだ。
たしかに、まだ、場所が分からないだろうからなあ。でも、最近はインターネットで地図が出せるし、携帯でも対応できるのかも知れず、ここに来るのもまち歩きの大切な勉強となろう。
5/19,5/20の東山青少年活動センターにおける舞台、照明ワークショップも楽しみだ。
去年と同じく、鈴江俊郎さんたちにお願いすることになっているそうで、去年のゼミ生のように、こことの関係がこのあとも続くことを願っている。
TAM研を今年は、水曜日のお昼休みにすることになっている。
1回生で興味のある学生もいるのだが、今日はまだいつもの4名だった。
そのあと、会議。2008年度に向けて。いろいろ課題あり。
4/12(木)
黒いスーツと黒っぽいネクタイで出かける。
夜、お通夜に出ることになったのだ。
お香典をご遠慮されているけれど、大学の組織からのものなので
渡すというお役目もある。これは、じつは、私の親父のときもそうだったが、
少し受け付けのところであれこれあってしまった。さて、今日はどうなるか。
2限目、アーツマネジメント総論のはじまり。教室が変わっていたが、トラブルなし。
98名の予定で、95名。なんという率だ。きっと追加登録したのだろうが・・・
文化政策学科以外の学生さんが去年よりも多い。より丁寧に文化政策とかまちづくりとかを話す必要があるかも知れない。
近大とだいたい同じような構成(もちろん、少し地域性などで違いあり)。
高知県立美術館の『日曜市―台所から観光名所へ』展のチラシを丁寧に読む作業もまずまず。
学生たちがチラシからこの企画の特色をあげている。たとえば、
・会期中無休である。
・高校生や心身にハンデがある人は無料になっている。
・日曜市で売っている食材を用いた特別ランチが用意してある。
・日曜市で売っている竹細工や針金細工などを会期中販売している。
・子育て中の方にゆっくり展覧会やイベントを楽しんでもらうために、子どもを預かってくれる。
・子どもから大人まで楽しめるワークショップがある。
・ローソンやTSUTAYAといった手軽な店でチケットが買える。
・ キャッチコピーの土佐弁が暖かい。・・・・
自分探しの旅のはじまり。135教室がいっぱい。座る席がないと思ったら、教室変更があって、変更前の授業をとる学生さんがいて、私が話し出すと席を立つ。けっこう、どきどきしてしまった。
でも、あいさつの意味からの導入、いい感じだった。が、せっかく作ったレジュメを研究室に忘れてしまう。でも、自分そだて、自分わすれ、自分つなげ。この3つをガイダンスしたので、次週からは、このそれぞれを具体的に話していけばいいと思う。たぶん、130名ぐらいの出席だった。教室が暑くて、ぼーとしつつ。
そのあと、お通夜へ。奈良の公益社さんの葬祭会館。あんまり大きくなく、町に溶け込んでいる。
おもわずもらい泣きしてしまった。遺族の深い哀しみが伝わってくる。若すぎる。残された家族。言葉が出ない。出ないけれど、心はみんな深く惜別していることが感じえられた。焼香をするために、家族が遺体の横に座り(下座)、親族が反対の上座のほう(一度、焼香をしたあと部屋を出るのでそこであいさつ)に立っている。この焼香をめぐる動きが儀礼としての重要な形である。一人のお坊さんの読経の効果が歩み、お辞儀、合掌、瞑目、祈りを規定している。
南無阿弥陀仏なので、その他の様子から、たぶん、浄土真宗(浄土宗ではないような)。若いお坊さん。でも、読経を聞きつつ、これは、ホーメイにつながることを再確認。メロディアスな部分も多し。
4/13(金)
きょうは、京都橘高校「文化政策」のはじめ。
大学には行かないで、そのまま、3限目、4限目(あわせて90分だ)の授業をする。
43名で、去年よりも10名ほど増えたが、増えたのは、ほとんど男子で去年は女子だけだったのに、男子が9名もいる。午後は、クラブの歓迎会ということで、そわそわしている男子たち。
2学期は、8/31からで、このあたりの3回(8/31,9/7,9/14)は、大学がお休み期間なので、去年これを受講して文化政策学科に入った1回生さんに1回ぐらいは、お手伝い(2度目の町歩き)してもらおうかと思っている。
1学期は、評点をとても気にする学生もいるので、グループ発表の評価とかはやめて、できるだけ、きめ細かく、ミニテストをしていくことにする。でも、○×式ではなく、文章で評価するのだということをまず最初に話す。講義をノートに書いて、まとめる文章力、まちあるき、ビデオ鑑賞をして、その観察・視聴結果を言葉化すること、そして、感じたこと、考察(アイディア企画)したことをまとめて表現する力、そんなことをゆっくり話す。
後半は、去年、12/24に放映された大阪楽座事業の広報番組を使う。まず、事前のシナリオ(適当なもの)を渡して、ざっと説明。このなかで、書かれていないけれど、大切なポイントを3つ私がテレビで話しているので、それを書き取って解答すること、そして、その他、シナリオにはない(違う)ところを書くという授業。これは、けっこう、応用できるなあとやりながら思う。それに「まちつかい」の話、実際の町歩き(6/8の予定)の前座にもなったしね。
夜、京都府の国民文化祭関係のミーティングがあるので、それまで、いただいていたダリの展覧会をサントリーミュージアムで観る。確かに、多面体であるなあ。万国博覧会のパビリオンを担当したダリが、本当は魚の頭にしたかったのに、できなくて抗議しているあたりが、とても興味深かった。唇のソファーとか、工業デザインにとても近づくのだが、どこか違和感を持ち続けていたわけで、比較として、たとえば、アンディ・ウォーホールとか村上隆とかを思い浮かべたりする。
4/14(土)
いささかいそがしい土曜日。
でも、山科青少年活動センターに早く着きすぎたので、めくるめく紙芝居の22日公演場所、東御坊の階段に座りながら読書。しだれ桜の花がまだ残っている。『こどものためのワークショップ』。このまえの授業でワークショップって何だか結局分からないとコメントしていた受講者がいたので、丁寧にワークショップについて、一回分ぐらいとろうかと思いつつ。
この本を参考にしつつワークショップの定義は次のように話そうかな:
《それに参加することで自らの能力が目覚めてくる、そんなことをサポートするもの》
文化政策が、文化を通じた幸せづくりサポートなので、文化ワークショップは、潜在能力をカルティベートする(耕す)サポートということもできるかも。
10時から、めくるめく紙芝居のワークショップ、最後の読み合わせ。山下残さん、ハナジョスのお二人は久しぶり(アルムちゃんはおかあさんにべったり)、そして最近口琴にはまりだしたとぽっけから出して演奏しだした井上信太さん。京都新聞報道局社会報道部記者のMさんが取材に来られる。写真も。この前、京都新聞といえば男性の方から簡単な問い合わせが大学の企画広報部を通じてあった。他社はどうだろう。
井手上さんがようやく来たので、記者さんの取材を任せて、大学へタクシーづかい。ご飯を食べて、印刷室の鍵を開けてもらい、13時からの、アーツ鑑賞演習に備える。20名ほどの参加。3講時、4講時連続で、隔週の新しい形式の授業である。全部、外にしたいぐらいだが、少なくとも2回は現地集合ということにする。
さっそく、28日は、13時半に一乗寺駅に集合。100%ORANGEさんの展覧会を見たり、アーツの多様性を恵文社さんの戸棚で実感してもらったり。そのあと、アトリエ劇研とか人間座スタジオなどを観察。工事中になると思うので、場所だけでも覚えてもらおうという寸断(もし、上田さんなどがいられたら、ちょっと顔を出してもらうとうれしいかも。15時半ごろになるかな)。
授業は、はじめはガイダンス。そしてそのあとは、天野天街『トワイライツ』の鑑賞と、中部の小劇場演劇界の簡単な歴史。そのあと、最初のレビュー書き。みんなよく書けていて、うれしい。いやあ、いつ観ても独特の短編映画であるわい。
そのあと、應典院へ。
ブログについてのシンポジウムに参加。こぐれ日記の一番初めが、巻上公一さんとスイスのブリューヒン?さんとかの口琴コンサートライブ記録(かえるさんとネクサスさん企画)だったので(1999.9)、たまたま持ってきた(メックのために)口琴を鳴らせばよかったとあとで気づく。残念。
参加していただいた池田朗子さんから、スウェーデンでの個展のカタログをいただく。
飛行機がカラフルに展開しているなあ。Aの頭の○がかわいいスウェーデン語である。
清水克久さんもおられて、メックのチラシを渡すと、なんと、太陽クラブの面々をよく知っているとのこと。世界は狭い。
4/15(日)
大安である。じゃれおさんも結婚式をしていたそうだ。
日の丸が神社に立てられている。何の祝日だっけ。
大阪のお袋の家へまず。親父がかわいがっていたかんきつ類の実が塀からあふれている。
お袋はコルセットをつけて、杖なしで歩けるように準備万端。
さあ、でかけよう!
栗東のさきらにつくと、はなが音響チェックをしていた。赤い服。
15時半になっても、劇作家のS氏ご一行しか見えない。大丈夫か。
ひがしのひとしさんが、うれしそうだ。音響がリハーサルのときより格段によくなったとのこと。
16時、半分ぐらいは席が埋まる。出入りがあったので、100人弱とかさきらの方に教えてもらう。
小暮はな登場。予定通り青い服。
当日パンフにあいさつも書き、歌う歌12曲も書いていて、MCはほとんどなし。
予定通り、12曲を1時間ちょっとで歌って、控え室に。控えめにアンコール拍手で出てきて、
これだけ、かなり昔の曲、こもりうたを歌って終わる。
無事、なんとか歌い終わってほっとする。
曲目だけ、備忘録的に書いておこう。
1. コンプレックス
2. お花畑で
3. ケチャップ
4. 川のほとりで
5. お人形
以上五曲は、この1年半の沈黙の前半に、一つのキャラクターを想定して作ってきたもの
6. アザラシ(ぷかぷか)詩:高階杞一、曲:ひがしのひとし
7. いつかどこかで 詞曲:古藤只克
8. かわいい娘たち 曲:バルバラ
9. おかっぱ娘(愛情45) 詩:金子光晴、曲:ひがしのひとし
10. 朱いさかな 曲:バルバラ
11. 咲き続ける花よ
12. 空の下で
13.
バルバラ(シャンソン歌手)の曲にはなが自由に歌詞をつけたかわいい娘たちと朱いさかな、それに、ひがしのさんの曲やひがしのさんと同時代の古藤さんの曲が後半のはじめにあることで、少し変化をつけようとしたのだろう。最後は、つい最近できた2曲。咲き続ける花よは、はじめて聴いたが、予想していたよりも、静かな出だしだった。
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