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こぐれ日録 KOGURE Diary 2008.12/8〜12/14 こぐれ日録619 2008年 12/8〜12/14 12/8(月) 4回生ゼミ生、16名(あと数名は留学などで対象に入れていないのですけど)はちゃんと卒業研究を提出できるのだろうか。金曜日16時がデッドライン。 来年は4回生ゼミを持たないので、再来年だ。できれば、卒業制作を多くやってもらいたいと思っている。それも、3回生の後半とか春休みぐらいに一応はやって、それをまとめつつ、就活のめどが早く立てば、より深め、就活がつづけば、少しフォローするぐらいですませるような段取りがいいのか、と。 そうそう、卒業研究の発表(口頭試問を兼ねる)は、来年の1月29日(木)の13時から17時に行うことにしている。いまの2回生で私のゼミを来年度予定している学生初め、聞きたいひとは、教えてください。部数を確定したいので。教室は、141教室。はじめに共同研究とか、めくるめく紙芝居の3人とかをまとめてしまう予定。 3限目のアーツマネジメント論(演劇ダンス)では、ワンダリングパーティのあごうさんと高杉さんにまた来てもらって、今度はあごうさんには、マネジメントの詳細を話していただき、ずいぶん、勉強になった。高杉さんは、俳優としての基本を真剣に話していただけたし、いい授業になったなあと感謝する。 学生の感想に「・・・それに加えてお歯黒までつけておられて、はじめは歯が全てぬけているのだとかってに思っていた」というのがあって、逆にこちらが驚く。 あと、ようやく、自分が希望する職場をゲットした4回生が今日もまた報告あり。 昨日、帰り教務課に見せてもらったのだが、中学生の大学訪問(11/18)についての感想が笑えた。 予報どおり、雨が降ってきた。 そんなこんなで、2回生ゼミになる。それまで、卒論を添削したりしていて、頭が真っ白。 浮世絵についての簡単な解説のあと、アニメ論に行くのだが、時間が中途半端ということもあって、墓場鬼太郎を、紙芝居の話をちょいとしたあと、2話見せる。紙芝居におけるハカバキタロウが殺された母親に対する復讐劇であり、姑の嫁いびりであり、幽霊子育ての発展であるということをもう少ししゃべるべきだったかな。 何度見ても、水木しげるの鬼太郎が幽霊族の生き残りという創作部分が、面白く、でも、どこか、死んだ人間である幽霊と幽霊族との関係が割り切れずに、ふわふわしてしまう。でも、幽霊族というのは、生きているのか死んでいるのかの区別がなくなっている種族である、という解説に気づいて、少し前進。 それにしても、ゼミを学生が選ぶ季節がめぐってきて、去年は楽をしたが、今年は来年度、3回生ゼミと2回生ゼミを持つこともあり、教務委員でもあって、いやあ、大変。ゼミの学生による選択、それには、まず、前提としてゼミ数を教務的に獲得する苦労があって(去年はゼミ数が減らされて自分がご遠慮したのだった)、そのあと、ゼミ選びの調整にまた一苦労。学生の希望と先生方の意向。そして、大学当局の方針との調整。何とか、スムーズにできないものかなあ。 卒論指導のための空き時間、俳句を読むのが一番いいな。 卒業研究の最終チェック。 あさ、また4時半ぐらいに目が覚める。 そう、で、あさから、黒沢清『勝手にしやがれ!!英雄計画』(1996年、83分)を観る。正直、このシリーズは2本見たが(黄金計画、逆転計画)、途中からちょっと興味が薄れてしまった。ところが、これは、逆で、途中から(1年後という字幕が出てから)、ダークになってどんどん引き込まれ、こんな「まちこわし」の映画って他にないなあ、『行政法』の来年度の授業に使えないか(強制代執行)と思って観る。笑えるような=笑えないような、12年前なのに、やっぱり、いまの日本につながっていて、もちろん、ホームレスと空き地は、そく『トウキョウソナタ』に接続する。 大阪成蹊大。講談も見てみる。でも、江戸弁が聞き取りずらく苦戦。 まあ、京都橘大学に寄って見ようと、研究室に。でも、4回生は私がいないと思っていて、来たのは一人。明日の午前がラスト、卒研提出、締め切りだ。 八幡和郎『歴代総理の通信簿〜間違いだらけの首相選び』(PHP新書413、2006年)を読む。通産官僚だった八幡さんの主観が満載なのだが、それを知りつつ読むとなかなかに面白く、この本では小泉総理で終わっていて、もう、そのあと、3人も出現しただなあと思ったりする。 卒業研究の締め切り。 帰ると、教務課長から電話があっていたそうだ。 そうそう、卒論の「終わりに」には、いままでつづってきた卒業研究を振り返りつつ、 でも、今年はどうして、恥ずかしいことを書くように、と自分がいうようになったか・・・ あさ、未明。 アーツ鑑賞演習。きょうは、青年団『東京ノート』に挑戦。 ゼミ生に、美術のお手伝い(ワークショップ)情報を聞かれて、あとで調べて伝えようと思いつつ、NHK大阪ホールへ。家人がいけないので、隣の席を空けてしまった。 鼓童の女性といえば、おどりの小島千絵子であり、歌の藤本容子なのだが、今日は、すっとした(宝塚の男役ほどは背が高くはないが、どちらかというと中性的な)堀つばさや砂畑好江(作詞、歌も)に心引かれた。とくに堀は作曲し自分で中心となり(扉)、あるいは、ソロで演奏している(水の森)。プロ野球に女性が入るというニュースとも連動しているようでもあり、とても楽しみ! まだ、4時半起床だけど、すこし、ぼんやり度合いは減じたか。 井手上さんがいなくて、4回生も2名だけと聞いていたので、2回生を昨日二人(Tもんし、Bバラ)急にきてもらったのだが、いつも来てくれるEちゃんのほか、Mつんも来てくれて、あわせて4名となり、紙芝居の絵のほうもずいぶんとはかどった。(個人的には即興のときが一番ケンハモうまくいかず、口笛ならず、ホーメイもどきに変えたなど、課題まんさいだが、これは、まあ、どうでもいいこと) 太陽クラブの面々はいつものようだけれど、前に比べたら、集まりもいいし、来てもはずかしがって何もしないとかいうこともなくなっている。いつから、とか、そういう区切りが思い出せないように自然に何かの空気が出来るのだろう。逆に、新しく人が入りにくくなるのがこういう継続プロジェクトの難点なのだが、どうだろうか、そういうところがめっくにも出てきているのかも知れない。 ただ、けっこう、隙間があるので、この人はじめて、とか、名古屋から見学に来たとかいっても、そんなに空気が引きつることはなかったのでは?とか思っている。見学に来た人はあとで、感想など聞いておきたいなとか、思う。まあ、よかったらでいいんだけれど。 山科から伊丹へ。 フランスパン『家族っぽい時間』AI・HALL。作・演出:<a href="http://d.hatena.ne.jp/taku_ito/" target="_blank">伊藤拓</a>。105分ぐらいかな、ずいぶん、ゆっくりした出だしだった。かなり、寝不足のため、あちらのほうに行きそうになる。そのつど、納豆のずるずるとか、火星人の登場とかで、はっとそこに戻ることになったが、そのうち、ずいぶん、面白くなった。 トウキョウソナタとか、マーズアタックとか、黒沢清関連な映画とどうしても比べてみてしまうのは、こちらの都合であって、レンタル家族とか、家族ごっこの話は、10年以上前とかもずいぶんテーマに映画やお芝居であったわけで、その後また、この不況でめぐってくるのかも知れず、篤姫もそうだが、不況時にはずいぶん家族はいつも回帰場として、原点になるのだと思う。東京物語と東京暮色の間。 CP(脳性麻痺)者を演技している役者さんも面白いし(なにせ、本物の障碍者と戯れた直後なので、心配だったが、こういう切り替えはお芝居ならではで、その落差と通底がまたおかし)、火星人をやっている役者さんもかわいい。フラを入れるのは、けっこう、怪しく、マーズストーンが伊丹の城跡からとってきたみたいにありきたりなのがおかしい限り。いちばん、予想外だったのは、本條マキ扮する介護士が、一番「普通」で現実的だったので、火星人感染が一番ひどかったというエピソード。彼女のファンなので、もっと、変な彼女の爆発を期待してしまうのだけれど、その肩透かしが作者ならでは、なのかも知れない。
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