こぐれ日録 KOGURE Diary 2010.2/8〜2/14


こぐれ日録679 2010年 2/8〜2/14

2/8(月)

一日中、八幡市周辺ですごす。
歯医者、定期健診、歯石とり。
印鑑証明、銀行のローン金利関係のこと。
メールで教務関係の事務。
夜、映画を見ようとおもっていたのに、セインツに熱くなる。マニングを最後は応援していたが・・・

あとは、ツイッター遊び。
おもなテーマは、オリックス水族館がどうして京都にいるのかをめぐることだったり、劇場法って何だろう?とか、あとは、祝日を国民主権にしたり、東アジア祝日圏にしていく必要について。
以下引用:

* 07:04 http://kogure.exblog.jp/9893458/ 昨日のブログを少し補足説明しました。引用の偏りに関してコメントをいただいたので。
* 07:14 「小暮香帆」さん。たんに、同姓の「小暮」で気になっただけなのですが、どんな踊りなんだろう・・・
* 07:27 最近とみに、身近なところでしかアーツを享受していない。いや、そこで十分で、わざわざ東京くんだりまで行こうという気がなく、気づけばこの数年、東京には行っていない。研究旅費はみんな本やDVDになっている。一応の理由はアーツが一過性のイベントではなくなったからということだろうが。
* 07:34 http://blog.hajioh.com/ オ・ハジさんのブログを読む。これも身近にアーツした、という刻印が耳の穴に残っている。
* 07:44 http://nabeteru.seesaa.net/article/140520095.html 失敗したときに、京都市はどうするのか。大阪市のフェスティバルゲートなどを参考にしたらいいのかも知れません。ここもパチンコ屋さんの前オリックスが買うとかいっていたなあと思い出しつつ。
* 07:49 http://nabeteru.seesaa.net/article/140401169.html 公務員の給与を条例によって、地域経済に資するように制限したら?という提言。給与を削減するのではなく、中央資本ではない地産地消でいこうという。ぜひ地域NPOへの寄付も入れてください。
* 10:25 http://search.newgenji.co.jp/sgenji/D1/?000106599836/ うーん。はずかしい。でも、買っておくかな。手元にあるかどうかおぼつかないので・・
* 10:27 よかった!RT @nomuramss 追加されたツイートも含めておっしゃりたいことはなんとなくわかりました。どうあれ地域主体の文化ではないとダメだと僕も思います。・・・。今も未来も、制度がどうあれ、その場にいる人、担当者で変わってしまうので、僕は担当の立場で頑張るつもりです
* 10:30 音楽ホール、リサイタルホールが、「劇場」なのかどうか。音場ではないか?
* 10:32 いま、歯医者で歯石をとってもらったところ。半年に1度、点検してもらっています。なんか、今日はあんまり痛くなかった。でも、少し寝そうになった。いまから市役所、買い物、銀行での手続き・・八幡市近辺でうろちょろ。明日、明後日は大学に行きます。
* 10:36 http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20100207ATFS0600S06022010.html 興味深い、政治と官僚制度との関係ニュース。さて、どうなるのかな?
* 12:58 http://db.zti.hu/br/ritmus/index.html これ、すご〜い。バルトークが採譜したハンガリーの民謡の楽譜ノートみたいだ・・
* 13:15 バルトークが採譜し録音した100年ぐらいまえの民謡の声を聴く。 http://db.zti.hu/br/mp3%5CMH_1638e.mp3
* 13:17 バルトークの民謡のサイト。よく分からないままにいろいろ検索してみた。 声が聞こえてびっくり。一番初めにアップしたのは、リズム研究ノートだった。 http://db.zti.hu/br/
* 13:27 http://db.zti.hu/br/mp3%5CMH_3739a.mp3 これは、男声で2名。
* 13:38 http://db.zti.hu/br/tamlap/BR_00611_01.jpg 楽譜ノート http://db.zti.hu/br/mp3%5CMH_1618c.mp3 その民謡。
* 13:41 コダーイもありますねえ。なんかすごいサイト。英語で見ていたらハンガリー語に RT @kaerusan @kogurenob バルトークのサイト、すごいですね。英語版もあり。http://db.zti.hu/br/index_en.asp 検索かけると、コダーイ収集の蝋管音楽まで。
* 13:51 これは梅小路のオリックス水族館建設問題関連のつぶやき RT @shintasendo @indigopluie 風水的に水を貯めてはいけない場所ですよ、京都でそれを無視して生きていけるのかな?
* 14:55 その地域に必要なものという視点が大事ですよね。京都市に水族館の無意味さをもっと市民は主張してほしいものですね。RT @kyoto_khoomei 亀岡にアユモドキのための施設つくるほうが、5000倍位意味あると思います @kogurenob
* 15:25 http://kogure.exblog.jp/9901293/ 引用させてもらっているのですが、そういえば、大学で明日京都市の文化施設担当の人に会うのでした。京都会館の改築の件で意見を聞きたいとのこと。
* 15:27 劇場法などが議論されているけれど、そのまえに、地方自治法の改悪を戻すことが必要ですね。郵便局がひと段落ついたら、公の施設の指定管理者制度問題を!
* 15:50 「京都会館に望み」 さっそく明日伝えます。RT @shigeki_marui @kogurenob 京都(市)の舞台芸術環境に今最優先で必要なのは、劇場です。しかも、200〜400席規模の、専用劇場。地域文化会館が機能していないなら、なおさら京都会館に望みを託したい。
* 16:15 http://grandsheep.exblog.jp/13684855/ 昨日の本番までの一日を克明に美しく記録していただけて、感謝、大感激。 信太さ〜〜〜ん。
* 16:46 12日金曜日なのに、教授会とか大学評議会があることに気づく。世界劇場会議に行くので、欠席を届けなくちゃと思い、教務課長にメールしておく。すると、ベツの教務課案件があり、所見を書いて送る。ちょっと在宅勤務状態・・
* 16:49 確定申告の作業。源泉徴収票が来ていないところをつぶやいておこうかな(笑)。さきらさん(たぶん)、大阪府さん(楽座事業)、
* 16:50 きっこのきれあじ RT @hanayuu 「きっこの日記」が東京地検特捜部長の辞職を要求している | http://alcyone.seesaa.net/article/140581053.html
* 16:53 京都府庁さん、企画総務課からは源泉徴収票がきましたが、国民文化祭の方はきていないような・・・
* 16:59 井上信太さんに、うちの大学、後期に授業をしてもらうことになっているのだが、信太さんから、宣伝して人数が多くならないように!と釘をさされている。でも、これを読んでいるはずのモッチーとか数名の熱心な新3回生は是非とるように。いや、とらなければ生涯悔やむことになる・・・
* 17:01 オリックス水族館で、公園を占拠されることについて、議論したほうがいいんではないでしょうか、京都市民のみなさ〜ん、というさえずりを意識的にしたけれど、さて、どれぐらいの漣になったかなあ・・・
* 17:05 ずいぶん、音楽関係の方をフォローさせていただきました。バルトークの民謡については、実はどなたから教えてもらったのですが、リツイートできないまま、流してしまいました。
* 17:15 kogurenob オリックス水族館で、公園を占拠されることについて、議論したほうがいいんではないでしょうか、京都市民のみなさ〜ん、というさえずりを意識的にしたけれど、さて、どれぐらいの漣になったかなあ・・・#umekoji
* 17:23 昨日だったかな。アウトサイダーライブの会場で風船を膨らませていたら、とつぜん、ながれもきよいたまがわの、みなもにうつるふじのはな、むらさきにおう野田のさと、ふるいゆかりのあ〜るとこおろ、われらはここに・・と、48年前から6年間歌っていた、大阪市立野田小学校の校歌が自分を巡ってきて
* 17:26 都銀がローンの金利を低くするというチラシがあったので、うちのローンの銀行さんに話すと、すこし低くしてくれることになった。なんでも、ポイント制になっていて、49ポイントであと1ポイントだと色々有利になるという。モバイルの引き落としは?と聴かれてぼく、携帯ないんだ、というと仰天された
* 17:29 http://www.ocec.ne.jp/es/noda-es/ ここに野田小学校の校歌があるんですが、2番など、もうかなりアナクロな歌詞になってしまっています。煙突がいっぱい!
* 17:32 おはすがしい〜 携帯電話、市内なのに市外局番からかけるっていうことを、つい最近知りました。RT @dd2dtty @kogurenob 携帯なしで このまめなツイートの量 マジっすか〜。
* 17:43 公共って何か、というお話ですよねえ。遊園(地)と公園の違い。RT @dd2dtty @kogurenob 一連のお話の中で 公園に何が必要か?となるのが不思議です 公園こそが必要なのにね。
* 17:47 話は違いますが、重い障碍者にとっては、公園など公共空間で自由に出来ないので、障碍者の公共を作るという話があって、とても素晴らしいと一見思えるのですが、親密圏ではだめなのか?というところでよく分からなくなる。公共地とは他者が交通可能な場。障碍者同士の交通があれば公共かとは思いつつ
* 17:48 座布団10枚!RT @dd2dtty オリックスさんも淀屋さんみたいに橋でも架けてりゃいいのに。 #umekoji
* 17:52 巻上さんを発見しました!RT @MAKIBRI 新幹線が遅れてる。今日は障害児ワークショップの発表会、小松川まで遠いけど、間に合うね。
* 17:58 これはなかなかいえない「なう」です。RT @kotarotamura 入党なう。
* 21:10 http://www.bh-project.jp/artpoint/essay/100120-01.html ふるさと創生のことを巻上さんが書いている。 まあ、一応、責任省の末端官僚だったからなあ・・・
* 21:17 モンゴルは旧正月を祝うんですねえ。いいなあ・・・
* 21:20 セインツ。ニューオーリンズに大昔行ったとき、一番見に行きたいところでした。かわりに水族館とか船とか乗りましたが。おお、プリザベーションホールでのジャス、突然の驟雨でずっと深夜まで待っているあのじとっとした時間の匂い。ざりがに料理。スーパーボウルを見ながら思い出す。
* 21:27 東アジア旧正月共同体 RT @mackeeee 東アジアで旧正月を祝うことを根絶やしにしてしまったのは日本だけ。旧正月再生が東アジアニッポンの始まりか?RT @kogurenob: モンゴルは旧正月を祝うんですねえ。いいなあ・・・
* 21:30 100に限定していたフォローを解禁したら、ずいぶん自由になった。
* 21:34 日本の研究って、単に、西欧の研究の翻訳模倣だったからでしょうね(笑) RT @universitystaff 「前例がない」っていう理由はどうなんでしょう。大学は研究する機関でもあるわけで、前例がないところに踏み込むべきなのに。
* 21:37 http://shinobue.exblog.jp/12673501/ 旧正月の企画って、もっともっと特集してほしいな。
* 21:39 仕分け人仕分け、報道仕分け RT @azyoshi 事業仕分け 資産仕分け 給与仕分け 規制仕分け
* 21:41 サンサーンスって、なんかノーマーク。オルガンが好きだったとか、動物の謝肉祭とか RT @tamakihiroki 原稿「人の悪口を言うのが好きだった ブラームス」「モーツァルトを上回る神童だった?サンサーンス」書き上げた。
* 21:46 むかごねえ。< ヤマノイモ科ヤマノイモ属の自然薯(じねんじょ)や 長芋(ながいも)などの芋が地上にできたものです。 >
# 22:03 B層って死語だと思っていました。Bに悪いし・・・
# 22:06 D層だなあ、やっぱり、自分は・・・ドアラと一緒に春を待っている・・アメフトも終わり・・ http://www.sponichi.co.jp/osaka/ser3/201002/03/ser3217008.html


2/9(火)

11時に、研究室に、京都市の3名と設計会社の方、合計4名がこられた。
京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課の方々だった。
府県よりもヒッラルキーが一つ多いこともあって、「文化」の三乗になっている肩書きっていうのもすごいな(課の下位に室があることもあるので、組織というのは色々)
京都会館についての運営ということのようだったが、なんだか、自己紹介というか、昔話自慢みたいなことになってしまった。
だいたい、2000席と1000席のホールなので、演劇人、とりわけ小劇場演劇の人たちは、もともと縁が無いっていう感じで、ただ、このまえ、オパフェがあったように、中ホール1000席ぐらいだったら、そういう、ショーケース公演みたいなものとか、フェス的なものは可能かも知れないとは思った。

音楽関係の組織はがしっとなっていて、その組織、音楽事務所やプロモーター会社などのことはご存知のようで、逆に、演劇ダンスのこと、それも商業系(四季はじめ)以外の演劇・劇団・プロデュース公演については皆目知らないということのようだった。

丸井重樹さんからも、京都市に200〜400席の劇場を!と言われていたのだが、なかなか、京都会館だけの話だとまだまだ話がつながらず、でも、演劇の制作者ネットワークみたいなことを、ヒアリングしつつ考えたらどうかなあ、いつか、プロデューサ候補だって出てくるかもしれないしということで、ちょっと、電話してみたり、あれこれやってみる。

4名は食堂でご飯を食べて帰られたら、今度は関西広域機構(?)だったっけ、そこの文化担当の人からメールが来ていたので、電話して、また17日あたりに会うことに。まあ、年度末、あれこれ、それなりにあるな。
そうそう、13日の世界劇場会議は、結局、地元の大学と東京芸大とうちの学生が発表するということになったようで、藤井さんからメールが来ていた。

夕方、新年度の時間割を作ってみた。
"http://docs.google.com/View?id=dd2cpzz4_271gqvqq6dw"

09年度に比べても、かなりタイトな感じだな。とくに、金曜日。「都市と文化資源」は新しい科目(今年度を少し活用できるが、受講生がダブっているとやっぱりそれは慎重に)だし、そのあと政治学概論T。同じ徹を踏まぬように・・・
大学院を新年度は開くようにしていて(形は平日の普通の時にしていて、学部生の授業も聞いてもらったりもしてほしいものだが)、実際は、学外の、子どもの文化フォーラムやかえっこ、京都文化ベンチャーコンペティション、アウトサイダーライブ(めくるめく紙芝居などなど)に行くフィールドワークを多用して、地域公共人材育成のカリキュラムと連動させていきたいもの。


2/10(水)

気がかりなことがなくなって、ほっとして大学へ。そのまえにツイッターあそび。たとえば、こんな話:
◎ 京都会館には200席ぐらいはとれそうな会議場っていうのがあって、いまのところ「にぎわい施設」というような改築が健闘されているようで、ここは、京都市内に200〜400席の劇場が欲しいという強い希望をかなえてあげれば、かなり、京都市の文化政策はとても評価がよくなるような気がする。ぜひ、検討を!

書類づくり。3/26〆切だということだが、午前中に書いて企画広報課にメールで提出。
内容は「2009年度教員の教育自己点検・評価のための調査」というもので、4つの学部テーマから2つを選ぶというもの。私は、はじめの二つにしておく<全文はここ→http://docs.google.com/View?id=dd2cpzz4_272f9g8hjft。以下、そのタイトル。

テーマ@ 学部科目の教育自己点検・評価
「都市環境デザイン学科文化プロデュースコースの第一歩として、専門選択必修科目「都市とアーツ」を位置づけるために」
テーマA 授業方法・改善内容別の教育自己点検・評価
「山科の文化資源を授業に活用するために」・・・こんなことも将来の課題で書いておいた。 《また、用意しておいて結局出来なかったものもある。例えば、志賀直哉が山科に住んでいた頃の書かれた「山科四部作」を授業に活用することはこれからの課題になる。できれば、この私小説群を映画化するという課題を学生が考えるまでにいたると理想的である。ただし、この作品群のテーマの一つが中年の夫婦の愛とが不倫(浮気)であるために、大人のビターな味わいを学生が理解できるかがいまも思案中というところ。》

午後から、世界劇場会議の学生セッションで発表するKちゃんとEちゃんが来て、10分間の構成などを話し合う。映像を使うのがなかなかむずかしいかも知れない。まあ、これは慣れだろう。

名古屋の朝日新聞の方から電話取材あり。てっきり世界劇場会議のことかと思ったら、市民劇団のことだった。アトリエ劇研がシニア劇団を作っていることも知っておられていい感じで答えさせていただく。こんな感じだったかな(ずいぶんしてからのまとめなので実際の記事になるとどうなるかは来週・・)以下、ツイッターつぶやき:

◎昨日の電話取材で、どうして地域劇場が市民劇団をつくろうとしているか、という質問あり。劇場は劇がいつもある場と答えると、どうしてアマチュアなのか?という再問。もちろんプロ劇団も必要。が、市民劇団員は演劇のアマかも知れないが地域生活者という視点ではプロ。劇場は地域のアマといっておいた。

『ナイン・フィンガー』。19時からAI・HALLのダンスというか演劇というか、まあ、池田扶美代さん(ローザス)はダンスで、ベンヤミン・ヴォルドンクさんは演劇かな(あと、アラン・プラテルという人が振付などに参加:3名の共同創作みたい)。白人の男性が顔や上半身を黒く塗るという行為とその黒さが女性(少年兵にも見える)を汚すことなどの出来事性にさまざまな妄想を与えてもらって、見ているそれぞれにそれなりにあんまり退屈はしない舞台だったかな。

もうすこし、池田さんのダンスシーンを見たかったかな。単に久しぶりのダンス視聴だったので・・・あと、埼玉の劇場が絡んでいる。松田正隆さんとかもそうだが、こういう既存テキストを演出するっているのが最近多いが、なんか、演出家主導劇場っていう話と通じていて、鈴木忠志さんみたいに、いつも同じ車椅子で精神病院になってしまうようなことにならないでほしいなあとか、これは直接関係ないけど、思ったりもしつつ帰る。


2/11(木)

もうすぐお正月(旧暦)。
今日は、アートコンプレックス1928で男肉を見るかな?って思っていたが、大藤さんからのメールがあまりにも魅惑的なので(三重の劇団・劇場がはじめて京都にやってくる!)、そっちに流れた。流れて大正解。希望という名の・・・あけぼの座だった。

スペース・イサン。雨のなか、でも客席はほどよくいっぱい。よく知った顔のほか、若い人たちもいて、1時間の本公演と30分のリーディング公演。どちらもかなりシビアな世界を前者はすこし喜劇的タッチ(幽霊やおもろい外国人)で描き、後者は、身につまされるテーマを3つ凝縮(痴漢に精子販売に大学ビデオ授業)。

劇団Hi!Position!!第2回公演『うんともすんとも』作・演出:油田晃(津あけぼの座支配人)。ミャンマーだったかどうか、介護資格を取ることを条件で渡来、でも試験は落ちて(たぶん在留資格なしで)洗濯工場で働く外国人労働者ココロ(佐脇朱峰)。同じくそのスタッフ、夫を奪われ奪った先輩後輩の二人、そしてその夫マモルと幽霊(この工場で自殺?した女性:はじめ本を読んでいたので、単に無口の従業員かと思ってしまった)。地方都市でなくてもいいけれど、舞台は洗濯工場の休憩室兼洋服置き場。その洋服が後半妄想シーンで活躍する。

番外編リーディング公演「ボクのタタカイ」。いかにも大学准教授って感じの山中秀太郎の一人芝居。出生率が7の国の若者が戦争するしかない現実の講義があって、あと、精子売買とか痴漢で捕まったりするとかがあって、なかなか盛りだくさんな内容。

とりわけ後者を見て、地域演劇というジャンルは関係ないなと思うのは、昔から分かっていることだがそれを再確認できたのが嬉しい。ただ、前者を見ると、少し地域性というか、この劇団の個性かも知れないが、京都や大阪にはない粘着力みたいな味がある。ちょっと、出だしのインドの右手上げの修行話に引きそうになったが、徐々に大丈夫でうまく最後はまとめている。

油田さんが話してはったように、地元の歴史ねたなどを扱う昔からのご当地劇団との断絶というのは、ずっと1990年代からの課題ではあって、行政の理解力などの問題はあるが、たとえば、北九州市の青春座(間違っているかな?ずっと続いてきた老舗劇団でその代表さんの兄弟が市議さんだったとかそういうところ)と飛ぶ劇場の関係のような、親と子のそれぞれを認め合う関係も可能だとは思ったりする。

帰って、やっぱり、サッカーが見たくなって、その前に、ザ・グレン・グールド・コレクションのvol.2だけを見る。vol.1は前に見ていて、これはとてもバリエーションのあるグールド(歌ったり指揮をしたり)のショート集だった。対して、vol.2は、ヴァイオリン奏者、ユーディ・メニューインとの対話。二人が語り合う姿もまた面白いし、対照的な演奏スタイル、東海林太郎みたいなメニューインの佇まいとブツブツ歌って自分指揮、猫背のグールドとがただただ可笑しい映像、でも、目をつぶると、とても丁寧に応答したり、挑みあったりしているのが不思議。バッハとベートーヴェンとシェーンベルク(幻想曲vol.47、75歳の晩年の作品)。

間宮芳生『現代音楽の冒険』岩波新書(1990)より、引用:p205
《 (二) 本来、インターナショナルに開かれた風土である都市文化のなかに身を置くわれわれの領域ができることは、基層文化の伝承のプロセスのなかで生産されてきた(そこだけが文化の生産工場だ)文化を、消費するだけだ。現代は、世界中から文化の生産工場が急速に消滅していきつつある。地球環境が砂漠化に向かい、人口が爆発していくように。それにつれて、やがて、文化の消費さだけしかこの地上にいなくなったとき、音楽はどこへ行くことができるのだろう。》

都市文化=アーバン・「氷の音楽」、基層文化=フォーク・「野の歌」。「野の歌」としての限界芸術、そして、アウトサイダーアーツ。間宮さんの言葉で自分の関心事を再確認させてもらうとこうなるのだろう。


2/12(金)

ちょうど教授会などとダブってしまったが、学生を連れて行く校務に準じた出席なので、悠然と世界劇場会議国際フォーラム2010へ。栄から今日は地下ではなく、人口地盤をのぼって愛知芸術文化センター12階へ行く。七ツ寺共同スタジオの二村さんがいて挨拶。三重の津あけぼの座の話をすると嬉しそうに話がはずんでいく。
藤井克さんとあれこれ事務折衝。親父です、って指差すほうには、なんと大会委員長藤井知昭氏。そうか、うかつにもいままで結びつかなかったわ。三代続いて浄土真宗のお寺と音楽活動をされているのだそうだ。

それにしても、座・高円寺、いい。すごくいい。
敢えて閉じる。無目的空間。広場でなく空き地。深いは狭いになるので、それはナショナルセンターに任せて、基礎自治体(市区町村)レベルは、パブリックはコミュニティと置き換えていく。神社の境内で遊んだように。お祭りになると板が足されて仮設舞台になるように。

一番びびっときたのは「こどもに聞(聴)こう」ということ。聞(聴)くアーティストを聞(聴)くという話が野村誠さんのブログにあったが、それとも通じる。絵本の旅では、こどもが絵本を自分で選んでボランティアに読んでもらうという仕組み。毎土曜日。毎日曜日には、みんなの作業場。こどもと一緒に楽しむワークショップ(3回シリーズ)。
世界を見よう(キジムナーフェスタ)、あしたの劇場(年に2本、お芝居をつくる、ひとつはこどもとともに見るもの、さらりとこどもの暴力性の回避をテーマにしていまつくっている、とのこと)。人材育成(劇場創造アカデミー)。

資金調達と予算達成目標は、杉並区の事業助成費の3倍の事業規模をめざしていくというもの。それに達しなければ返す覚悟とも。でも、お金があるからできるというのではないのが、アーツNPOであり、丁寧な人間関係こそ宝だという。企業はスケールメリットがなくればやれないので、それとはぜんぜん違う発想。指定管理者制度も使いよう、行政ができないことを対等の立場で専門的にやっている、という矜持。

ギャラリーは単なる募集という枠をつくるのではなく、ここって使えますかと聞かれたら、どう使っていけばいいか一緒に考えていく。

もちろん、芸術監督の佐藤信さんの話があまりにも絶妙であるからかも知れないが、それを割り引いても、阿波踊りの興奮の夏と大道芸の春。いまの普通に続く演劇よりも大道芸の方に真の意味の演劇、お芝居の姿を見る佐藤さんとはレセプションのときも話し続けた。国際通りで人を集める大道芸の人の話が、もう、その手のひらの玉を見るように語る。演劇人おそるべし。下山さんのこと、キジムナーフェスのこと、絵本をカフェにおいている黒いじゅうたんのこと・・・あと、セタパブでも高円寺でも、携帯電話のスイッチオフの前説をしないという方針にも驚愕。これは、ルールではなくマナーなのだ、と。携帯電話が鳴るよりも事前の前説、アナウンスメントのほうが自分を不愉快にするという自由人の面目躍如。

佐藤さんの話と同じぐらい伊藤豊雄さんの建築術にもほれぼれ。どうしてもつくり込みすぎる劇場建築が、早く芸術監督が決まってその人と対話し触発され続けることで、ちょうどいい、隙間、空き地になれたという点が特につぼだった。自分のデザインにもちょっとやりすぎかなあ、そうでもないか、と自問自答する真摯な姿もこういう生トークならでは。弘化勧進能の図面を模型にしたのをみせてもらう。能舞台が二人に共通している。

座・高円寺の建築コンセプト−芝居小屋(ブラックボックス)−
@ 庶民な親しみやすさ
A 仮設的な軽さ
B 秘めやかさ
C フレキシビリティ

レセピションで愛知県の大野明彦さんに会ったので、うちの名古屋出身のゼミ生を紹介しておく。彼女も、愛知トリエンナーレにどっぷりかかわれたらいいのだが。みんなの就職活動をどこかの神社でお祈りしておくかな。


2/13(土)

ツイッターアップということで、さぼります。でも、名古屋は刺激的で面白かった。とくに、宮城聡さんが、話されたことがずっと頭に残っている。以下、うろ覚えのポイントのみ書く。

◎アジアのなかで江戸時代までは日本の芸能・アーツが鍛えられていた。アジア同士だと共通している部分がかなりあるので、その差がより自覚的になる。鋭敏になって、研ぎ澄まされるのだ。
◎ところが、明治以降、西欧中心の欧米との比較となるので、とても大雑把になってしまって、切磋琢磨がなくなってしまった。
◎人が人を見る行為がいかに恐れ多いことか。のぞきこんで通常は人を見ることがない、劇場、演劇ではそれが出来ることがかなり重要なこと。
◎小さな共同体のなかでどうして演劇をやり見合うのか。それは、いつも逢っている人でもそんなにじっとその人の行為、姿を覗き込まないからだ。覗き込むこと=よく見ることで、おお、面白いと初めて気づく。イデオロギーや価値観が違っていても、許せるようになる。そのために、お祭があって、お芝居や踊りがあるのだ。

以下は、ツイッターアップ。

* 08:29 名古屋のインターネット屋さんです。昨日、書いたのに工事中でアップできなかった一昨日の日記をいまアップしました。 http://kogure.exblog.jp/9946198/
* 08:37 10時から愛知芸術文化センター12階で2日目の世界劇場会議名古屋です。学生セッションは、東京芸大、京都橘大、名古屋芸術大の順番で30分ずつ発表。おっと、その前に20分弱、私のミニレク。午後からは自由に会場にいる人たちとフリーディスカッションです。#ITC2010
* 08:46 昨日のお話とても面白かったと学生も私も感激。佐藤信さんがぼくを覚えてくれていて日乗も読んでいただいているのも嬉しく。RT @fujii_m 明日から世界劇場会議国際フォーラム。関係者の皆様、どうぞよろしくお願い致します。ちなみにお席にはまだ余裕がございます。 #ITC2010
* 09:19 http://kogure.exblog.jp/9946405/ 昨日の日記を書いたので、世界劇場会議の会場へ向かいます。#ITC2010
* 20:32 座・高円寺の芸術監督、佐藤信さんから、いつも厳しいことを書いてますね、といわれてびっくり。こぐれ日乗を見られていたのだなあ。演劇という枠の際にこそ、演劇の未来があるという話。いま大道芸に可能性を感じるとのこと。今日は二村さんに葬式研究の話をしたら、とても興味をもってもらえた
* 20:37 各地域の演劇者のブログを読むことがまた面白く感じられたのは、津あけぼの座をみたり、愛知県で劇場会議にださせてもらったからだろう。北九州の泊さん! http://blogtomari.exblog.jp/12833808
* 20:38 http://numberten.seesaa.net/article/139887198.html イサンで二口大学さんにあって、おお、どうしてこういう過激な試みを見なかったのだとひととき、悔やんだ。
* 20:44 みのもんたを出す番組のスポンサー企業の商品は買わないことにしています。RT @copelkun 「小沢問題」とは、一般のひとびとにとって、人権や民主政の問題などではなく、単に面白おかしい「娯楽」に過ぎないんだと思う。そしてマスコミはかねてより大衆の娯楽に迎合する習性があるんだ..
* 20:55 http://yakupen.blog.so-net.ne.jp/2010-02-11 アドミニストレーションとメディアの低下。なるほど。 官報複合体という呼び方。官僚と報道機関で官報。うーん、官報って役人は違うものを連想しますが・・報官複合体だと幇間みたいだし・・これでいいか
* 20:57 http://wagero24.tumblr.com/post/387111526/21 おお、この打ち合わせに担当もMさんがメールをくれていたのでした・・・まあ、アドリブで出来るはず、たぶん・・・
* 21:03 「検報複合体」っていうのも登場。報告検裁官軍産複合体。いっぱいくっつけたらなんだか分からなくなったわ(笑) 「告」は電通はじめとする広告代理店さん。
* 21:05 やっぱり。自宅の廊下にはりつけていたのに・・ RT @figarok492na @kogurenob さん。この企画、面白かったですよ。筒井さん、山口さん、ともに次回も愉しみです。
* 21:19 http://www.itc-nagoya.com/forum/2010/index.html 藤井さま、みなさま、ありがとうございました。学生同士のやりとりもあり面白かった。彼ら彼女らが自由に交流できる場ができれば、自分たちおっさんおばさんは別のところで遊んでいましょう。
* 21:24 辺発吉(ベンファージ)さんが面白い人。中国の国会議員で雑技芸術の演出家。中国式の、片手だけで1から10まで数える方法を教えてもらいました。セリとか、秘密で手を触って取引するときに使うもの。「9」が日本では掏りだなあと藤井さんと話していると学生たちは知らないっていう。
* 21:26 http://www5f.biglobe.ne.jp/~hongkong/lang01yubi.html ちょっと、ベンさんのと違うけど。10も片手。親指たて。あと、3が日本だったら親指と人差し指を丸めてお金か?と思ってしまう数え方でした。
* 21:33 http://3rd.geocities.jp/ta14hi/kindaikentiku/kyotofu/kyoto-sakyo1.html 旧京都市公会堂の活用ねえ。たしかに、変わった建物で趣味の人たちの展示が多いみたい。
* 21:53 いまごろ、社会福祉事業団、アウトサイダーアート(アール・ブリュット)のブログを発見。 http://blog.canpan.info/no-ma-museum/
* 22:00 http://wiredvision.jp/info/201002/201002052000.html こういうのを学生がいけるような、旅費助成制度を作れないかなあ・・・
* 22:02 名古屋に行くと気持ちがいい。酔っ払って二階の階段から落ちて右腕の骨を折ったこともあるけれど・・きっと、ドラゴンズのユニホームがあったりするからかも知れない。今日も立浪さんの顔に出会って思わす挨拶・・
* 22:27 確かに、アルティも最近は行かなくなったが、京都市コンサートホールにはなかなか行かない。あの階段がいやだからっていうだけでもないのだが。京響にたいする思い入れもないからかもなあ・・・春休み、いってみるかな。
* 22:28 二村利之さん(七ツ寺共同スタジオ)にアウトサイダーライブの本を送る用意。
* 22:31 http://nikonikositaine.blog49.fc2.com/blog-category-3.html 歴史は常に作り直されますねえ。現代史はとくに。


2/14(日)

お正月。
やっぱり、いいこといっぱい。特に、老人コーラスでは個人的な思い出がこみあげてきて泣いてしまった。
東部文化会館へ。12時半ぐらいに着。17時のラストまでステージや展示を楽しんだ。
写真をどうぞ。

ふれあい“やましな”2010区民ふれあい文化祭 「区民ギャラリー」やロビーの様子、山科区地域女性連合会によるお茶会など(写真は→ http://kogure.exblog.jp/9960178/ )

ふれあい“やましな”2010区民ふれあい文化祭「区民芸能フェア」ステージプログラム→http://kogure.exblog.jp/9960244/

還暦を越えたフォークグループ、バラーズの懐かしさ。太極拳が盛んだなあ、とか、お琴の演奏も変わったなあとか、いろいろ。
京都市立東総合支援学校では和太鼓をされていることも大切な発見だったし、山階保育園は音楽が盛ん、日本3B体操協会さんには、こどもの文化フォーラムのチラシを渡さなくちゃとも思う。

さいごは、山科区地域女性連合会の45名もが踊る、民踊「山科音頭」!圧巻。2回歌が回る。


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