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7/18(水)

《番外編》『基礎演習1ワークショップ発表』京都橘女子大学清風館など

朝、雨が残って心配したが、椥辻駅を出ると青空がのぞくぐらいに回復。教室からキャンパス内を巡るワークショップ日和になった。「本を読む」ワークショップ発表〜声を伝えることのはじまりに〜。2001年度京都橘女子大学文化政策学部1回生〈アーツリボンゼミ〉。10:50〜11:52。

「本を読む」という題を桃田のんさんからかってに借りている。が、単に自分の好きな言葉を探し、それにふさわしい場所でふさわしい演出とふさわしい客席づくりによって「本を読む」ものであって、桃田さんがやったような本格的な熟成型のものではない。

はじめは、いつものゼミの教室822から。机を片づけて丸く椅子に座る(地べたの方がよかったようだが)。3人とも絵本をみんなに見せながら読んだ。お母さんになったように。

福田は「こいぬのくんくん」。彼女はパウル・クレーのことをTVで知ってそういえば「クレーの日記」を見せてほしいと言って来たな。京都国立近代美術館の監視員がめちゃ感じが悪かったと憤慨している。

坂下は「もりのなか」。彼女も美術が好きだ。金沢に戻っておもしろい通りなどを再発見したりしている。本当におとなしい。写真を撮ろうとしても髪の毛で顔が見えない。

西本「ともだちがほしかったこいぬ」。最後は絵だけになっているので、奈良美智の絵を見せながら黙ってめくっている。その時間が特によかった。彼女は吹奏楽をやっている。

清史館を出て少し坂があるので、その坂に傾きながら、私も混ぜてもらって内藤礼『世界によってみられた夢』のなかにあった「坂道」という文を読む。ヴァージンレコードでもらった敷物を使ったがいまいち演技するほどでもなく、中途半端になってしまった。

あとはすべて、清風館の1階の軒先劇場(コンクリートむき出しのピロティと遊水池)がステージだ。

大橋「dis」。英語の歌詞を流暢に。ちょっと私たちには難しいか。でも、客席の後ろから読むという戦略に出てなかなか賢い。彼女の日記を読むと文章に独特の口調があるから、何か書かせてみてもいいな。

魚谷「ぐりとぐらのえんそく」。大きなバッテンのコンクリの前で読む。私たちは池の縁に座る。彼女は漫画が大好きで、天文台の人になることを夢見ている。

大森「のはらうた1」。彼女もおとなしい。しゃべるのはとても勇気がいるのだろう。大橋といつも一緒。大原美術館に行って来たっていっていたな。写真が貼られたりして日記がとても分厚い。

植田「午前9時の独り言」。階段に座って読む。みんなも座って下を向いて、くるりの胸にぐっとくる歌詞を聴いている。フォーク娘でもある。

前田「いもむし」。たぶん、わがゼミ随一の快活な話し手。素直な気持ちが言葉となって流れる。半円上になった空の見えるところで読む。彼女も吹奏楽をしていた。

工藤「Rhythm Reflection」。逆光で読みたいといって光に背を向ける。地元の滋賀でかつて劇団に入っていて照明とか音響とかの手伝いもしたという。演劇をやっているだけに声の通りがいい。

和田「ZOE」。外の階段にみんなを座らせる。なるほどミニ野外劇場になる。彼女は写真家を目指しているだけあって、自分を含めてどう写るかを考えて演出しているようだ。

河田「誕生日の詩集」。差別とかの人権問題に敏感な学生。それだけに、質問をつっこんでしてとか言うと「先生、それっていじめじゃないですか?」とか言われることがある。地元のホールをすぐに観察に行ったり。バレエが好きなようだ。

渡里「びりのきもち」。のんびりしているようだが、しっかりもの。はずかしいけど大きい声で言いました、と。映画の広報の仕事がしたいと入学案内には出ている。

川上「ラチとらいおん」。好きな絵本なのだろう。みんなを上にあげて、自分は下で読む。彼女も写真が写しづらい。誰かが彼女の大阪弁がよかったといっていた。バナナホールのバイトに応募したが落とされたり。ライブがとても好き。

西岡「あたしをみつけて」。だったのだが、寮に本を忘れてしまったという。取りに帰りたがっていたが、あわてて外に出て事故るのも心配だったし、観客になることも授業なので、大森さんが持っていた詩集を読んだ。かわいそうなことをしたが、小さな声でみんなを近づけてささやくように読んだ。

石野「いつでも会える」。彼女は結構恥ずかしがり屋だということが分かった。彼女が提出したアーツ日記は形は小さいが半端じゃなくすごい。何がすごいかというと、1コラムの文章とイラストのバランスがいいし、内容と文字や飾りが実にマッチしているのだ。みんなで彼女をアーツマネッジしたいよねとゼミの連中と話している。

後期には、自分たちでワークショップを企画するところまでできればいいのだが・・・。


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