Arts Calendar/Art's Report site/《KOGURE Journal》EISEI-Hinankunren
作・演出/蓮行。14:10〜15:55。蓮行がギタリストを従えて、13:50に登場。4曲歌う。いつもより元気がない(シャイ)。高音は前よりよく出ていてうまくなっているように思えたが。
何せ、すべてが仮想現実のようになっている。そして、予想される「危機」はすべて排除され、例えば、自動車で事故が起きる、とか、その排気ガスが体に影響するとかはまったくない世界。それでも心配なので、「公共避難訓練」が行われいるが、いつしかそれが人びとの娯楽になっている。
昨日OMSで見たカムカムミニキーナ「真昼の大逆転」の何も起こらない「昼下がり」の話や大げさな運動と奇妙に接続する。それなのに舞台装置のありようなどが好対照(カムカムは派手)で面白い。
それでも、忍び寄る不安。ストレス。それすらストレス解消剤によって簡単に消える。あとは、長生きすることだけだ。独身男性7人が住む「エル7ライン」でもパーフェクト体操がいそいそと行われている。
おかしいのは「唱和」をまず行って、これらは自分の自発的な意志で行っている、ということを、まるで「強制され条件づけられた」ように大声で唱えることだ。
その公共避難訓練に備えてかっこよく対応するための自主的な予備訓練もされていて、のどか。今度はナメクジの大発生シミュレーション。塩を撒いて退治したかに見えたが(・・床が溶けちゃって・・タイムマシン出てきて・・)。
衛星にすると後ろに若干の空き席があった。OMSで公演したためだろう。少しお馬鹿が足りなかったという声もあったようだ。
確かに内容はかなり社会純情派的なもので、下ネタ(排泄の方)もそれがあたかも初めての出産のようだし、セックスの話も母親の腕の中にいるようで切ない(最後には白雪姫の7人のこびとのような男女の逆転があるわけだけど)。それが笑うだけの舞台にはならなかった。
そんな彼らが300年前にタイムスリップして処理ベルトを外し自分で処理ルームによって催した時に処理するためには、かなりの紆余曲折がいるだろう。女性とマッチングではなく出会うためにも。
彼らの滑稽でまじめな避難訓練を見ながら、マニュアルとか、非常時の排除による空白とか、清潔ずきの行きすぎ、とか、きっと自分たちも300年前の人たちのことは理解できないだろうなあとか様々に、ライトな思索が起きてくる。
ただ、コンビニでどうやって買うのか(お金はもちろん電子マネーみたいな形のないものだろうから)、それだけが気になってみてはいた・・。
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