Arts Calendar/Art's Report site/《KOGURE Journal》TAKATSUKI JAZZ STREET 2001

215.
5/6(日)
阪急高槻駅周辺18ヶ所『高槻JAZZ STREET 2001』

『高槻JAZZ STREET 2001』へ。昨日と今日の二日間に、高槻市内18ヶ所で200回以上のジャズコンサートを全会場無料で行うもの。参加ミュージシャン700人以上、去年で約5万人(かなり集計はアバウトだと思うけど)の観衆が集ったという。

キャンパスプラザ京都での講義の時に受講生がポスターを持ってきてPRしていたものだ。同じ講義を聴いている学生に高槻現代劇場大ホールのロビーでばったり会って話をしたりする。こうしてジャズのライブに初めてやってくる人たちが出るのは、実に地味なことだけれど確実に届くことではないかなと思ってみたりもする。

第3回目ということ。横浜はジャズプロムナードって言っていた。高槻は小振りだけれど、町中のあちこちでニューオリンズみたいにジャズが流れる感じにしようという点では似ているかも知れない。

でも、JR高槻駅に降りればどこかにチラシや案内があるかと思ったのは間違いだった。
一度行ったことのある市役所の隣の生涯学習センターへ行き、やっと現代劇場でのコンサート(メインイベント)が14時から始まることを知る(阪急高槻駅周辺だったことはあとで知った)。

無料なので、11時頃から列ができている。13時40分ぐらいに開場した時にはまだ空席があったが、金子晴美のヴォーカルが始まるこるには2階席までぎっしりで立ち見も出ていた。
無料と言うことで夫婦づれ、年輩の人たちや普段ジャズを聴く機会のない(昔はジャズ喫茶が結構あったけれど)若い人が集まっている。

それでも仮の話だが、一口500円として入り口で募金的に(一口以上)お金を入れるようにしてもいいのではないだろうか?とも思う。Tシャツ2000円(実行委員会代表の箕輪裕之さんが話していたけれど、原価500円なので1500円の寄付になる)を至る所で売っていて、これが来年の資金源になるということだった。

けれど、あんまりデザインもよくないし、帰りに1000円募金箱に寄付をして(コンサートとしては手を抜かないきんとしたものだったから)Tシャツは買わなかった。

司会の女性がまず出てきて紹介。次にサングラスの箕輪代表が登場。高槻市長(奥本?さん)も登壇。

14:15〜15:06は、関西のベテランギタリスト寺井豊と竹田一彦をドッキングした「双頭ギターカルテット」の登場。ベースは荒玉哲郎、ドラム/竹田達彦(竹田親子での登場ということらしい)。

パリの午後、東に2度西に3度。どちらもジョン・ルイス(最近亡くなった)の曲で始まる。オーソドックスなジャズ。竹田が中心のもの(彼の方が忙しく弾くタイプなのだろう)。
4曲目はリクエストを聞いてボサノバを。笑顔を交わしながらギターを引き合う姿が微笑ましい。テンポがつまったこびないビバップ、HOT HOUSEでしめてアンコールはオルフェのサンバ。そのあと、少し休憩。

15:21〜16:18。ベーシストである箕輪裕之、派手な洋服と小粋なタッチのピアニスト、岸光晃。ドラムは渋い大曽学がまずはトリオで登場。聞き慣れた曲をまずは演奏して、2曲目からは金子晴美がリズミカルに入ってくる。

ピンクのドレスが若々しくて80年にファーストアルバムを出した人には見えない。スキャットが弾む。有名でも声もよく出て聴かせてくれる歌手もいるよなあと再認識。ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」。

箕輪のベースソロと初めは掛け合わす「Lover,Come back for Me」。途中でもうじめじめしていても仕方がないと割り切った歌い方になると初めに彼女自身によって解説される。

マンボの曲。大曽がアフリカのジャンベを叩く。青森のライブハウスで録音したという最近のCDのタイトルソングになった曲「牧場が花咲く頃」。セールス的なことも考えた選曲だろうけれど、いま彼女が歌いたい歌なのだろうなあとしみじみと聴く。

キャラバン。盛り上がって(ドラムも初めて大きな音で叩いている)しめる。完璧に出来上がった構成だ。アンコールは「いとしのエリー」。ジャズになると毒が抜けて実に清楚な英語曲になるものだと感心はするが、やっぱりジャズの古典的なオリジナル曲の方がすごいことも事実だ。

第2部は入れ替え制になっていて(秋吉敏子のピアノソロが最後に待っていたはずだけど)外に出た。
あとは、街角のジャズライブの演奏を少しずつ眺めて帰った。

まずは、阪急高槻の高架下で6弦ベースがバリバリなっている(オーソドックスなジャズを聴いてきた帰りなので少し違和感あり)。商店街にはいると「JK CAFE」でサックスのカルテットが演奏している。道に人が溢れトラックが来るたびに整理するボランティアが声を上げて注意していた。

少し道に迷いながら「STUDIO 73」へ。ここは「えまと慧奏」も6/9(16:00〜)に演奏するスポットで、若いジャズメンたちが演奏を繰り広げている。ビールを飲みながらぼんやり聴いていた。


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