Arts Calendar/Art's Report site/《KOGURE Journal》TSUZAKI+KITA

236.
6/26(火)
『通崎睦美×喜多直毅』法然院ほか

JAM West事務局長の松本さんが大学に来て、11/17の全国大会の打ち合わせ。

そのあと二人で蹴上で降りてギャラリーすずきへ。室井絵里さんが「イメージの新様態」シリーズを再度キュレーションした。金沢健一の鉄の長方形のオブジェが壁に並んでいる。横の縞は腐食によるものだろうか。金沢健一は音のかけらシリーズでお名前はよく聞いていた(CDブックが新津市美術館から出されている)。でも、まだ実際にその音を叩くワークショップとかコラボレーションなどの実演をみたことがない。

反対側の壁には、片山雅史(元々は版画出身の人)による油絵の正方形の画面がやはり同じ高さで横に並んでいる。色は鉄と違って鮮やかな暖色(黄色からオレンジ)。4面のうち小さな面は2つとも片山雅史の作品で、日記のようにデジカメで撮られたスナップをもとに一部を切り取って描いたもの。大きさは横に並んでいる中小の正方形と同じもので、組み合わして並べられている。

ART SPACE NIJIでは、嵯峨芸術大学の研究生(混合表現?)、松尾有美さんが、真っ白な壁に白い取っ手をだして、ほんとに小さなものを乗せたり、ピン留めを小さく描いたりしていた。みんな紙くずや種みたいな微少なもので、OBPなどの吹き抜けた空間ならあっという間になくなってしまうだろう。

タクシーで法然院へ。ここからマリンバとヴァイオリンの音色がするのに、そこは閉まっていた。背後で二人(通崎睦美/マリンバ、喜多直毅/ヴァイオリン)が弾いていたから、中の人たちは馬鹿な人(実は松本さんと私)ががたがたしているなあと思ったに違いない。

第51回善気山念佛会のなかのコンサート。梶田住職が法話したあとに、すでにマリンバが軽快に音を響かせていた。16:30からだったはず(10分ほど遅れる。終わったのは17:31)。1曲目はSomething Doing(S.ジョプリン)だったが、これをアンコールで再度やってくれて、私たちはラッキーだった。

2)キクリ(初演)パキスタン民謡
3)リ・ティン・タン(初演)ヴェトナム民謡
どちらも野田雅巳の編曲。初めの方(キクリ)はめまいして倒れるという遊技?に基づいている。リ・ティン・タンではマリンバのばちを2つ上下に握る。なんと下のばちはマリンバの板の下の方を叩いているのだ。

4)快適な生活のバラード(初演)「三文オペラ」より。K.ヴァイル(野田雅巳編曲)。玄関の床はコンクリか何かだろう。堅いので音が跳ね返る。天井の高さと木造の設えが穏やかさを付加するから、よく響く音でも柔らかく感じる。うまく混じり合って音ができるのが見えるようだ。

5)エル・チョクロ(ヴァイオリンソロ)、A.G.ヴィロルト。喜多さんは72年生まれ、岩手県出身、タンゴを中心とするラテンなヴァイオリニスト。彼の得意なラテン。テンポ・ルバートが誇張気味に感じることもあった。

6)港大尋作曲「届くことのない12通の手紙」より、6曲。通崎睦美によるソロ。足にジャラジャラをつけたり、バッハの対位法を感じさせるものや、ミニマム音楽をベースにしたもの。ブルースぽいものもあって、こんなに親しみやすいものだったかと驚いた。

7)港大尋作曲の新曲(ふたりのためにだろうか)『空と青みのまちがいさがし』。タイトルだけを見ると癒し系と間違われそうだが、しっかりと複雑なリズムが指定されているもの。激しかったり、音をオブジェにしたり、かなり大きな構成。これから二人が一緒に演奏しに回ったりする機会がきっと増えると思う。

お金は自由な額を置いていくという仕組み。講話などに遅れたし包み紙も持っていなかった。少ないかも知れないけど1000円ずつ置かせてもらうことにした。
通崎さんに下駄のことを言ったら喜んでくれる。きっと慣れるだろうが、明日でも大学内ではくところから慣らしていこう!


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