16 10.16(土)
キリンコンテンポラリー・アワード1999『受賞作品展』 キリンプラザ大阪
(今日の観劇は、マチネは岐阜の劇団ジャブジャブサーキット「ダブルフェイク」アイホール、ソワレは、名古屋の少年王者館「OSHIMAI、くだんの件」扇町ミュージアムスクエア。たまたま、どちら
も中部地域のそれも最強劇団の関西襲来だった。)
マチネを楽しみソワレの観劇までの間、難波のキリンプラザ大阪にキリンコンテンポラリー・アワード1999受賞作品が展示されているので、ふらっと入ると意外に多くの時間が経過した。それはある似たような傾向が出ていて面白かったからでもあるし、物理的に最後まで観る必要のある映像インスタレーションが多かったからでもある。
去年と同じく奨励賞を受賞した「松山賢/恋のミニミニスキャット」がまずはお目当て(彼からの案内)なので、3階から。
「おっぱい大好き」の頃より、少女の下半身に比重が移っている。陰毛もまばらな人形の下半身、少女のトルソーが待つ小部屋の秘密。静かな(ミニミニ)淋しさ(独りスキャット)。
同じように、奨励賞の「前堀浩二/ヨガ」も、お年寄りがリアルな人形になって滑稽に無意味な運動を繰り返す、畳の部屋。迫力あり。この「畳」は今回のキーかも知れない。
ということで(あとの優秀賞はまだピンと自分にはこない。ダンスは実物がみたい)、最優秀作品賞の「束芋/ニッポンの台所」。襖に斜めに上がった「畳」。奧に太った主婦の台所。両側の映像に、ときたま、高校生や中学生が、初めに流れる天気予報に予告された通りに落下する。
つげ義春系な漫画のアニメ化。<畳に食、解読しなくともまざまざと見せてくれるテクノロジー利用>、そういう、受賞した作品に共通する世界の集積がここにはあった。
よくできていてゾクゾクしたけど、ニッポンの世紀末のある象徴的典型以上のものではまだないので、「それはそうとして、さてこれからどうしよう」と自分に問いかけなくてはいけなかった。
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