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『ピンポン』をめぐる往復書簡編集採録 その6/6
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(お茶屋)
ちなみに、タムラのチームで優勝したとき、なぜ、スマイルは笑顔だったのかということと、ペコはどうしたら(何をしたら)またスマイルの笑顔が見れると思ったかということを、ヤマちゃんはどう考えていましたか?
これを聞いて『ピンポン』の締めくくりにしよっかな(笑)。
(ヤマ)
>タムラのチームで優勝したとき、なぜ、スマイルは笑顔だったのか
どうせペコのことやき、スマイルがここまで来れたがは自分が一生懸命教えたからやって得意満面やったろうし、ほらー絶対できるようになるって言うたやろーって嬉しそうにペコに言われ、そういうペコを見るがが嬉しかったろうし、その期待に応えられた自分が嬉しかったんやろうね。
(お茶屋)
なるほど、なるほど。
特にペコの期待に応えられたことが嬉しそうな笑顔でした。
(ヤマ)
だよねー。
>ペコはどうしたら(何をしたら)またスマイルの笑顔が見れる
>と思ったかということを、ヤマちゃんはどう考えていましたか?
タムラで優勝したときのように二人が力を合わせて風間にインターハイ連覇をさせんとに自分らぁが勝つことやと思いよったがやないが? 優勝の喜びを二人で分かち合うことやね。
もっともスマイルは、そんなこと以上にペコのヒーローとしての再起を喜んだろうと思うけんど、ペコ自身までもがそういうふうに思いゆうというのはやっぱちょっとヘンじゃろう?
(お茶屋)
ヘンじゃないよぉ。
私はペコはスマイルからヒーロー視されている自覚があって、
(ヤマ)
ま、あいつは厚かましい奴だからね(笑)。
(お茶屋)
それならヒーローになっちゃりましょう、
(ヤマ)
おだてりゃ木にも登る豚!(笑)
(お茶屋)
ヒーローになれるかどうかはわからないけど、とにかく全力でスマイルとぶつかりましょう、「それをスマイルは望んでいるかんね」と思っていたと思います。
(ヤマ)
あいつ、そんなふうに想像力のある奴やったんかなー(笑)。
(お茶屋)
うん。スマイルのことは、けっこう把握しちゅうと思うで。
(ヤマ)
僕は、ちょっと過剰なまでに単純な奴として受け取っちゅうがやけんど。
シンプル・イズ・パワーって感じでね。
(お茶屋)
ペコは、階段で「ヒーローっていると思う?」とスマイルに聞かれて、スマイルが何を言いたいかわかったから、一時はそれから逃げたし、後には逃げるのを止めて膝の怪我を押してスマイルとの対戦に臨んだのだと思います。
(ヤマ)
なるほど。こいつは、そう観るべきところだね、やはり。
敢えて単純そうな造形に力点を置いているように見えた罠に、僕は嵌まっていたかな(笑)。
そう受け取るほうが果たし得た理由について僕が見て取ったところともより整合性が取れるわけだしね(ふむふむ)。
by ヤマ(編集採録:お茶屋)
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