Arts Calendar/Art's Report site/《YAMAsan no Live_bibouroku》sasameyuki-2

vol.61
『細雪』('50)をめぐって
         「Mandiargues」:みみを@unica=zurnさん
                   TAOさん
   「my jazz life in Hong Kong」:Kaoriさん
                   ヤマ(管理人)

その2/2
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(Kaoriさん)
 ところで、「細雪」読みました。私も原作の大ファンで。

(管理人ヤマ)
 ありがとうございます。あ、でも、僕は原作は読んでないですよ。Kaoriさんは、感心だなー。

(Kaoriさん)
 市川バージョンはもちろん見ていて、VCDも持っているので、何度も繰り返して見るぐらい好きですが、

(管理人ヤマ)
 あ、じゃあ、僕が日誌に綴った怪しい記憶「花見に始まり、花見で終わっていたような気がするのだが」ってのは、どうなんでしょう。教えてくださいよ。

(TAOさん)
 ヤマさん(やっぱりこっちのほうが落ち着くなー)、こんにちは。

(管理人ヤマ)
 ようこそ、TAOりん(笑)。TAOさんは、僕と違ってムネオ連想させないからいいなー(笑)。

(TAOさん)
 オープニングは京都・嵐山の花見でしたよね。
 おしまいは、早春の細雪ではなかったでしょうか。

(管理人ヤマ)
 おおー、やっぱ、二十年前の記憶なんてのは怪しいもんだな(苦笑)。花見と風花か、なるほどね。

(TAOさん)
 東京に旅立つ鶴子一家を駅で見送るシーンがあり、そこに婚約者(江本でしたよねー)と雪子も来ていて、ねばってねばってとうとう玉の輿に乗った雪子のことを、鶴子がこっそり幸子に「それにしても、雪子はん、えらい気ばりなはったなー」と耳打ちするんですよねー。
 雪子も大げさにうなずいて見せて。ここ、実感がこもってて面白いなあと思いました。

(管理人ヤマ)
 妙子の件も新しい道に踏み出す感じで、肯定的でしたよね。
 どちらの女性に対しても、いや、四人姉妹みなに対して、女の強さというものに敬服するような眼差しだったように思います。そこが阿部版と大きく違うとこですよ。

(TAOさん)
 一方、雪子に対し、義兄として以上に執心していた石坂浩二は、ひとり料亭で杯を傾けながら、海に溶け込むように降りしきる雪を見て、男泣き。これがラストだったように思います。

(管理人ヤマ)
 ありがとうございました。
 阿部版では、雪子と義兄のいきさつ自体がありませんからね。だから、影も薄いんですよ、義兄。
 TAOさんの記憶力は、いつもながら大したものですね(感心)。

(Kaoriさん)
 私もその阿部バージョンは、機会があれば見てみたいです。
 「花見に始まり、花見で終わっていたような気がする」の件は、そうです、花見に始まり花見に終わってます。

(管理人ヤマ)
 おおー、やはりそうでしたか〜! なんか怪しいながらも、そんな記憶あったんですよ。

(Kaoriさん)
 ゆっこちゃんの結婚がほぼ決まって、石坂浩二が一人、場末の料亭(ってなんじゃ?)みたいな所で飲んでいるのです。「あいつが嫁に行く」って、しんみりと。

 そこで回想するのが最初の花見シーンでそこで終わるんです。あの頃はよかったなー、みたいな。

(管理人ヤマ)
 なぁ〜るほどねー。実は、僕はラストが石坂浩二のシーンだって記憶は、とんでたんですよね。だから、こちらでTAOさんにラストは浩二だよって教えてもらって、そう言えばそうだったようなーって気になってました。でも、やはりそれはそれで正しかったんですね。
 そうか、しまいにそういう回想の形で花見に返して来てたのか。なんかね、技掛けて締めくくったというか、花見で始まり花見で終わる意匠だったのねってな観終わっての感想が、あんな形の記憶になってたんでしょうね。
 ありがとうございました。

(TAOさん)
 ヤマさん、自信たっぷりにウソを教えてしまって、ごめんなさい!

(管理人ヤマ)
 とんでもありません。場面としては間違ってないじゃないですか。

(TAOさん)
 最後は花見に戻っていたんですねー。

(管理人ヤマ)
 これは回想部分なんでしょ。

(TAOさん)
 うーん、その記憶、とんでます。
 ビデオやTV放映でも見たのに、待てずにトイレに立ったんでしょうか(笑)

(管理人ヤマ)
 僕なんか場面的にはもっと重要なとこがとんでて、そんな些末なとこだけ残ってるんですから、お恥ずかしい限りです(笑)。

(Kaoriさん)
 ところで、市川バージョンでは、私の印象が強いのは岸恵子です。

(管理人ヤマ)
 お、鶴子ですか。こいつは意表を突かれました。

(Kaoriさん)
 多分、私が岸恵子好きだから、かもしれませんけど。関西弁も意外にも彼女が一番うまかったし。あ、もちろん伊丹十三は別格ですが。

(管理人ヤマ)
 かなりなツワモノ夫婦ですよね、個性って点では(笑)。

(Kaoriさん)
 原作ではほとんど色気のないような、単なる本家で監視役、という風にしか描かれてないので、岸恵子とああいった演出でより4姉妹、という強調がなされたような気がしました。

(管理人ヤマ)
 四姉妹の強調ですか、なるほど。確かにそうでしたよね、ポスターにしても何にしても。四大女優、華の共演!って感じでしたもん、市川版。

by ヤマ(編集採録)


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