Arts Calendar/column
2005年8月
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【コラム】 台風 富士五湖のどれか(覚えていない…)の湖畔に行った時です。台風の接近はわかっているのに、そこしか休暇が取れない友人の「どうしても行きたいっ」に折れて、4人で1泊。宿からは「できたらキャンセルして欲しい」と連絡があったのに決行。観光してから宿に着いた時には、直撃決定!と誰もが確信する生暖かい風と湿気と厚い雲。こういう状況になると、なぜ「血湧き肉躍」ってしまうのでしょう。妙に饒舌・ハイテンションになって今までの台風体験なんかを喋りまくるわけです。台風回避でキャンセルした賢い人達の分の食材を使って、予定よりも豪華な食事を出していただき(非常物資として取っておくほうがいいんじゃないですか?)、さらに盛り上がる。アタマの中には「禿げ山の一夜」が鳴り響き、室内からのわずかな灯りに浮かび上がる木々は魔王の腕のように猛りくるう。停電に備えて、ロウソクが支給されます。キャンドルの灯ゆらめくロマンチックな湖畔の夜、じゃなくて明らかに非常用のロウソクです。百物語やるっきゃない。
05/8/29 WADA |
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【コラム】 山に思う 夏山登山で遭難者が増えている。1年で267人が死亡・行方不明になっているというから、お盆や連休などは1日1人以上だろう。その八割が中高年だ。自然志向でシニアやリタイア組がこぞって山に出かける。しかし徹夜、早朝出発などで体力が尽きて倒れ、救助ヘリを呼んだりする。1日に5回以上出動する山もあるという。シニアが元気といわれるが、「お元気ですね」「お若いですね」に自分も騙されて、気がつくと山に登っている。高校以来目立った運動もせず、1日1時間も歩くことがない僕たちが山に登るためには、体力作りと維持が欠かせない。
05/8/22 志賀信夫 |
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【コラム】 浴衣から
05/8/15 WADA |
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【コラム】 黄色い粉の秘密
日本では近年カレールウの発達がカレーの普及を推進し、レトルトカレーが加速したといえる。インスタントラーメンを基盤にラーメンブームが花開いたと考えれば、日本の食文化の一面はインスタントなのかもしれない。西洋では出汁を肉や魚から取るのに対して、日本では鰹節、昆布、椎茸などの乾物を使う。インスタント文化の基盤があるのだ。 先日カレーバイキングに行き、食べ過ぎて動けなくなった。キャンプや家でも思わずお代わりをしてしまう。遠藤賢司の曲は「君も僕も猫も、みんな好きだね、カレーライスが…」と始まる。猫が食べるかどうか試していないが、恋人と猫、あるいは猫と子どもがいてカレーがある場面は、団欒の典型かもしれない。そこに砒素を入れたという女性容疑者は、見事に団欒を打ち砕いた。 僕も高校生からカレー作りにはまった。最初に香辛料を買い集めて作ったときは、ターメリックがなくて白いカレーになった。色々試して、中村屋のカレー粉がやはりベストだと思っている。容器に書かれた方法に忠実に作ると、かなり美味しい本格カレーができあがる。スパイスを加えて好みの味にもできる。インドの独立革命家ラス・ビハリ・ボースが亡命中に、右翼玄洋社の頭山満の紹介で、かくまわれた中村屋で教 いまやタイを中心としたアジアのカレーなど、多様なカレーを僕たちは食べることができる。レシピもある程度知っている。しかしカレー粉がなぜ私たちを惹きつけるのか、それは永遠の秘密かもしれない。 05/8/8 志賀信夫 |
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【コラム】 分不相応なことに高校の夏休み、部活の合宿で旧軽井沢の別荘に「滞在」したことがある。確か、顧問の先生の伝手で貸していただいたのだった。ゲストがたくさんあるから、というお宅なので何人でも泊まれる用意があった。それにしても20人弱の女子高生によくも貸してくださったものだ。太っ腹というより無謀。さすがの別荘地、窓を開いても隣の別荘は目に入らないほど距離をおいていて、白樺の小さな橋があり、清流にスイカを遊ばせた。そんなところで「あえいうえおあお〜」なんて大声を出すのはさすがの女子高生も遠慮する(演劇部でした)。ジャージ着て練習なんてしてる場合じゃなく、みんなでお嬢様ごっこばかりしていた記憶しかない。 2度目の豪華な別荘体験は、さる会社の社長に貸していただいた時。富士山と聞いていたものの、着いても富士山が見えない。「富士山はどこ?」「いま踏んでるのが富士山だから」という山の中で、富士山は見えてこその富士山なのにと、ちょっと騙されたような気がしないでもない場所だった。家の中にタタミ1畳ほどの鉄板があり「ここで好きなだけ肉焼いて食べなさい」と高級なお肉も持たせてくれた。2階には蔵書のほとんどが漫画という広いライブラリーもあった。 でも、市井の生活が染み付いている私には、別荘は向かないなぁと思う。なにより、別荘までの道中が遠すぎる。軽井沢はもちろん電車で行ったのだが、釜飯を食べつつ2時間くらいはかかっただろう(今は新幹線が使えるのだろうか?)。軽井沢の駅からもかなり遠かった。富士山へは持ち主の高級外車で送迎付き。快適ではあったけど3時間以上かかった。そういう所要時間だが、ここの持ち主はひと月に2,3日の滞在がせいぜいだそうだ。そして、着いたら掃除・帰る前に掃除も抱き合わせ。食事作るのも自分(豪華な焼肉も毎日じゃあ・・・それに後の掃除の大変だったこと!)。3日のうち、1日は家事をしていることになる。そして、帰ったら洗濯と自分の部屋の掃除が待ってる。 ひと夏ずっと別荘にいられて、家事いっさいをやってくれる人がいるならいいかというと、それもちょっとなぁ。。。どちらも外に出るというと昼間の散歩しかすることがない。アウトドア嫌いだから、ハイキングは苦行に近いものがある。街灯がないから陽が傾きかけたら、もう別荘からは出られないほど真っ暗になる。富士山のなんてホントに山の中の斜面だから、夜になったら絶対に外に出ないようにと再三注意を受けた。そして、テレビのチャンネルが、少ない。読書ははかどりそうだが、それでは家で引きこもっているのと変わらず、別荘の意味もあまりないかも。こういった環境では私は2日が限度だろう。刻々と変わる夕景を眺めていられる岬などだったらもう少し楽しめるかも知れない(が、潮風のあたる場所はメンテナンスが大変らしい)。ひと様に借りておいて、だが。別荘向きでない理由なら山のように浮かぶ。 そういえば、子供のころに短期間だけ我が家も別荘を持ったことがあった。場所は磐梯山だから冬のスキー向きの物件だったのだろうが、夏休みに行ってしまったのが間違い。野口英世と白虎隊・・・と子供には嬉しい遊び場は少なく、家でごろごろ過ごす夏休みと全く変わらない日々に母がキレた。「ご飯作って掃除して!買い物するお店もなくて!お母さん家にいるより大変よっ!」
05/8/1 WADA |
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