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何か凶悪な事件が起きるたび、テレビや新聞に被害者・加害者の写真が載ります。
被害者が小さな子供であったり、優しそうなお年寄りであると、笑顔の写真を見て、将来や今までの人生を思ってしまいます。
その人を知る人の感情に比べれば、何も知らない私の同情など手向けの花としても失礼になりかねず、ひそかに黙祷するくらいで事件を客観的に見るようにします。
一方、新聞に載っている、例えば30歳台の被害者・加害者の顔写真が中学や高校生の頃のものだとすると、それをマスコミに渡した人間に怒りを覚えます。
明らかに、今現在、疎遠な人からマスコミに渡ったもの。家族や友人ならば、現在に近い時期のものを持ってるはずだし、まして写真を渡すことはしないでしょう。
取材者が、被害者・加害者の経歴を調べ上げて、流出した名簿を探し出して、片っ端から「写真をください」なんて連絡したわけはなく、「20年前のだけど」と誰かが持ち込んだ写真を世間に公表してるんだと思う。
写真を使う神経もどうかと思うけど、やはり持ち込む人間の神経を疑ってしまう。
自分が持ち込んだ写真が新聞に載って嬉しいんだろうか?誰かに「あれ、俺が送った写真」なんて自慢するんだろうか?
事件の被害者・加害者に対して、野次馬的な好奇心しか持ち合わせていない人間の存在がものすごく不快で不思議です。
捕まった容疑者の写真を見たところで、何にもならないと思うんですよね。
もしかしたら、近所で類似の事件を目撃したことがあったかもしれない。「あ、あの時の!」と、余罪追求のきっかけになるかもしれないけれど、誰かを悪人だと知ってから見たら、似た容貌の人をなんでもなくても疑わしく思ったりするでしょう。
そういうことも、万に一つ、あるかもしれないけど、20年前の写真じゃ。。。
(2008/12/8 WADA)
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