|
新聞のテレビ欄に(終)という表示が目につくようになった。
この春の番組改編は大変らしい。
インターネットのニュースサイトでの(情報通)というコメントを読む限りにおいてだけど、不景気でギャラが払えなくなり、ゴールデンタイムに起用されている大物タレントの降板ラッシュだという。
大物タレントというのが、必ずしも視聴者が望んでいるタレントではないと思うのだけど、彼らを番組に据えておくことはテレビ局側としては安心と視聴率の保険なのだろうか。
視聴者からすれば、カメラ目線で自分の決まりフレーズを連発する大物タレントよりは、スタッフにお金をかけた地道な番組を望んでいると思う。
だからよく、深夜枠の地味な作りの番組に人気が出て、ゴールデンに進出となる。
進出と同時に大物タレントや売れっ子が絡んできて、途端に魅力がなくなり、深夜で長く続いたのが数ヶ月で終わってしまうこともよくある。
しかも、ゴールデンタイムにゆっくりテレビを見られる人は多くない。
働く人の多くは、夜10時くらいになってようやく、さてテレビでも、と思うだろう。
だから、大物タレントの動向はテレビ業界の人が言うほど、大きな事件でもないし、今まで支払われていたというギャラの高額さも不思議でしかない。
「不景気」を理由に、そんな「それは変じゃないか?」と感じる仕組みのいくつかが解体されているように思う。
人の道に外れるとか、過大評価が過ぎる、または充分に検討されないままにヨシとされたこと。
それが再検討されたり、ミニマム化するのはいいと思うのだけど、製造業への派遣見直しのように、弱者をいいように使って、強者の都合が悪くなるとなかったことにしてしまうという姿勢そのものを解体しなければ行けないのだと思う。
(2009/3/16 WADA)
- いままでコラムは→こちら
|