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春の高校野球「センバツ」真っ盛り。
休日の昼間にNHKを見なければ、気がつかないほど、情報や生活が多様化してるんだろうか。なんて。
高校野球に感じる郷愁というのは、モノクロにしたら、いつの試合だかわからないような、坊主頭で気持ち悪いくらい礼儀正しくキビキビとした選手たちでなく、アルプススタンドのブラスバンドが演奏する曲目のせいじゃないかと思う。
十年一日のごとく、タッチ(1985)、宇宙戦艦ヤマト(1974)、海のトリトン(1972)。
私でさえ、リアルタイムで見たかどうか記憶が怪しいアニメの主題歌。10年どころではない、最新の「タッチ」でさえ25年前。歌詞だけ見たら、どこが野球と関係あるのかわからないし。
ブラバン部も選手も、見たことないだろうに。
コンバットマーチに至っては、パロディとしてコントで見た記憶はあるが、もとのアメリカのドラマとしては見ていない。
あ、調べたら全く違ってました。
「コンバットマーチ」は作曲当時にヒットしてた米ドラマ「コンバット」からつけられた曲名で、早大野球部の応援のために作曲(1965)されたとのと。
チャンスに演奏される「狙いうち(1973)」も高校野球で聴くばかりで、もとは何だったっけ?
先日、浦和に行った時に、浦和とつく駅の多さをネットで調べてたどり着いた「替え歌」と同じと知り、突然「山本リンダ」と繋がり、深く納得した次第。
割と新しくレパートリーに入った曲でも「暴れん坊将軍(1978)」「パラダイス銀河(1988)」
今、アルプススタンドで演奏される曲は、選手の父母たちがコアな世代かもしれない。
ところで、どの高校も同じ曲を同じ編曲で演奏するのは何故だろう。
「ブラバン!」のCDがヒットしてるという。これを買ってみたらライナーノートに秘密が明かされているかもしれない、が、そこまでは。。。
ビッグバンドは好きだけど、そんなに日々盛り上がらなくてもいいし、好機もそうそうないし。
中学・高校でブラバン所属、現在プロのミュージシャンになった知り合いも何人かいるけれど、訊いてもたぶん知らないだろうなぁ。
実は、数年前の新聞に同じような疑問に答えるコラムが載ったことがある。
その記事が検索で見つからず、「へー」と納得すると肝心のところを忘れてしまうタチなので、今思えば疑問はまだまだあるのだけど、どこかの高校野球好きの楽器屋さんが「これは応援によかろう」と思う曲をブラバン用に編曲し、主要な(?)ブラスバンド部に送っているとのこと。
いかに高校野球の強豪校とは言え、ブラスバンド部だって自分たちの大会やコンクールがあるので、次はいつかわからない応援用に曲を選び編曲し、練習して備えておく時間は取れない。
そして、その楽器屋さんにしても、毎年レパートリーを増やすのは不可能。
結果、楽譜は代々引き継がれ、他校にも融通し、いつも皆が同じ曲を演奏することになる。
最近は、人間の代わりに耳コピしてくれるソフトもあり、新レパートリーを増やしやすくはなっていると思う。
実際に、ある高校だけが演奏する新曲を耳にすることもある。たまたま、その演奏中にチャンスを逆転されたりして、縁起が悪いとお蔵入りになるのだろうな。
数多い場面で演奏する曲のほうが、チャンスに貢献した印象も強くなる。
そして、結局、いつも・みんな・同じになってしまうのだろう。
定着しつつある最新曲は、大塚愛の「さくらんぼ(2003)」あたりでしょうか。
これはきっと、ブラバン部主導なんだろうな。
(2010/3/29 WADA)
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